MTG カード与太話:Magic 2015 から「草タイタン」「巣主スリヴァー」


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草タイタン/Phytotitan

赤のドカーンに相当する、緑のお笑い担当なんだろうか。絵、名前、能力ともにかなり変なタイタン。7/2 という頭でっかちさ、その頭でっかちさが絵で表現されてしまってるプロモーションカード、頭がでかすぎて倒れても自動的に復活する能力、でも復活してもしばらく寝てるという怠惰さ、タイタンだけど巨人ではなく植物かつエレメンタル、などなど、突っ込みネタには困らないクリーチャー。1回くらいは殴れそうだけど、あとはずっと寝てそうな雰囲気もあるので、投げる材料に使うというような他カードのコストの一部にする方向なんでしょうねえ。とりあえず、この手のカードのお供として定番の、伏魔殿/Pandemonium や憎悪縛りの剥ぎ取り/Flayer of the Hatebound を出しておいて、タイタンを適当に出し入れする方向かなあ。何かしらアンタップさせて突撃させるなり、投げ飛ばしみたいな墓地に送る方法と組合せないと時間がかかりそうだけど。ライブラリーや手札から直接墓地に落としたんでは復活(?)してくれないのがちょっと残念なかんじ*1。ドカーン君とお笑いコンビを組ませたいのに、お互いの能力が噛み合わないのも残念なところ。何か考えてみたいのだけど・・・


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巣主スリヴァー/Sliver Hivelord

スリヴァー軍団/Sliver Legion、スリヴァーの首領/Sliver Overlord、スリヴァーの女王/Sliver Queen に続く4枚目の五色スリヴァー。五色スリヴァーは 7/7 の伝統をやぶって、今回は 5/5 とやや小柄なサイズになったけど、破壊不能の付与はかなり強力そう。しかもスリヴァー軍団/Sliver Legionと違って、自軍だけに適用というのがすばらしい。多色土地もいっぱいあるし、スリヴァーの巣やの女人像/Sylvan Caryatid もあることだし、出すのもそう難しくない気がする。これで宝革スリヴァー/Gemhide Sliverでも再録されたら完璧だけど・・・むしろ、スリヴァーだらけになるかも。他のスリヴァーの再録状況によっては、かなりの活躍が期待できそう。

*1:それで復活したら強すぎか

MTG カード与太話:Magic 2015 から「包囲ドラゴン」「毅然たる大天使」


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包囲ドラゴン/Siege Dragon

壁をなぎ倒して壁がなくなったら、地上にいる小型クリーチャーを根こそぎ食べる倒す巨人ドラゴン。飛んでる壁も破壊できるけど、ダメージを与えられるのは地上クリーチャーだけらしい。というか、複数の壁を無条件でまとめて破壊できるカードはありそうでなかったらしい。防衛を持つクリーチャーに広げて、複数の防衛持ちクリーチャーを同時に破壊できるカードと見てもこれが初めてぽい。破壊する能力だけだったら微妙なところだけど、2番目の能力が壁の出てこない環境でも機能する(むしろ無いほうが機能する)ところが面白い感じ。7 マナ 5/5 飛行はシヴ山のドラゴン/Shivan Dragon と比べてもちょいと重いから構築では使われにくいかもしれないけど、ドラゴンに愛がある赤使いならば十分使える範囲のはず・・・多分。壁が大量に使われる環境があったら大活躍*1ウィニー相手にこれを出せる頃には殴り負けているという説にもめげず、是非活躍してほしい。絵もいつものように綺麗だし。とりあえず、反動/Repercussion あたりと組合せて一撃必殺を狙うところから・・・



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毅然たる大天使/Resolute Archangel

セラの天使の遠い後輩といった感じの絵とサイズのおねいさん。ただし給料は5マナから7マナとずいぶん重くなった。デフレの季節が終わって、給料もインフレする季節に入ったということなのだろうか。とりあえず、任意のタイミングでバウンスできる手段を用意すれば、ライフを削られて負ける可能性は大きく下がる。というか、ライフの総量をゲーム開始時に戻すという能力は、これが初出らしい。20点にするとか10点にするとかはあるけど、ゲーム開始時に戻すというのはなかったぽい。通常の構築ではともかく、EDH とかの多人数戦では20点とか30点とか膨大なライフを得られることになるから、結構あなどれない・・・のかなあ。大量のライフゲインを利用して、失われし夢の井戸/Well of Lost Dreams でカードを引きまくってみるとか、大食のワーム/Voracious Wurm で 10/10 くらいのクリーチャーを出してみるとか、活力の揺り篭/Cradle of Vitality で +10/+10 してみるとか、何か考えたいところ。・・・とりあえずリミテッドでなら、ゲームをリセットしながらフィニッシャーが出せると思えばなかなか強いので、少なくともそのへんに活躍の場はありそうな気がする。

*1:そんなのあるのかなあ

MTG カード与太話:Magic 2015 から「主任技師」「頂点捕食者、ガラク」


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主任技師/Chief Engineer

5 人目のヴィダルケンの工匠。同僚には教議会の工匠/Synod Artificer 、エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor などがいて、いずれもアーティファクトに関連する能力をもっている。この世界の技術者は、アーティファクトの製造に日夜励んでいるらしい。主任ということはおそらく中間管理職あたりの地位で、現場で陣頭指揮しているような立場なんじゃないかと推測される。能力も名前に相応しく(?)、他のクリーチャーを働かせてアーティファクトを作るという、絵的にもイメージ的にはなかなかそれっぽいものになっている。蒼いのは、納期が接近しているのに進捗が芳しくないからだろうか。給料もたった2マナとお安く、平社員っぽいヴィダルケンの技術者/Vedalken Engineer と同じ設定になっている。大建築家/Grand Architect になっても3マナ程度と、どこかの世界の技術者のようになかなか給料は上がらないらしい。自身の魂を機械化でもしないとやってられないということか。

・・・と、かなりどうでもいいことばかり。何だか妙に悲哀に満ちたカードに見えてしまうのだけど、能力的にはさすがに主任だけあってとても汎用性が高く、いろいろなデッキに投入される可能性がありそう。起源室/Genesis Chamber とかテトラバス/Tetravus 系のアーティファクトクリーチャートークンをばらまくカードと組合せて、無限にアーティファクトを唱え続けられるデッキとか組めそうな予感もする。工夫はいると思うけど、多方面で活躍することを期待したい。というか活躍して。


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頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator

Apex Predator というのは食物連鎖ピラミッドの頂点にいる存在で、自分自身を捕食するような他の生物がいない上位種のことらしい。日本語ではうまい訳語があんまりないようで、この訳語からしても「頂点にいる存在を捕食する者」のようにも見える。「頂点」とするよりは「上位」捕食者としたほうが、イメージ的には幾分あってたような気もする。天頂の鷹/Apex Hawks では「天頂」だったのを今回は「頂点」としたくらいなので、「上位」でもよかったんじゃないかとか個人的には思ったり。あるいは「頂点たる捕食者」とかどうかな。・・・とまあ訳語はともかく、カード的には、他のプレインズウォーカーを直接破壊できる能力やプレーヤーに負の紋章を与えるような能力が、「捕食ピラミッドの頂点にいる者」のイメージにあっている感じ。なんとなくだけど、今回 M15 で初出になるカードは、全般的にカードの名前、絵、能力がイメージにうまく合うように、よく考えられたものが多いような気がしてる。こういうのは、いろいろと想像(妄想)が膨らんで楽しいよね。
能力については偉い人たちがたくさんコメントされているようなので、ここではパス。とりあえず 7 マナという重さがどうかというところはあるけど、それさえ乗り越えればかなり強いという気はする。

MTG カード与太話:Magic 2015 から「静翼のグリフ」「危険な櫃」


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静翼のグリフ/Hushwing Gryff

戦場に出るクリーチャーに仕事をさぼらせるヒポグリフ。ヒポグリフにしては羽が異様に長くてかなり変わった外見なので、クリーチャーが出てきたときに上空を見あげてしまい、仕事を忘れるということなのだろうか。もしくは、倦怠感を与える謎の波動を空から撒き散らしているとか。
何にせよ、倦怠の宝珠/Torpor Orb に白マナが1つ付いただけで、2/1 飛行、瞬速のクリーチャーが付いてくるのはかなりのもの。宝珠と違って2枚目を出しても腐らないどころか、普通に攻防に使えるというのはなかなか良い気がする。メインデッキはともかく、各地のデッキのサイドボード要員としては席があると思う。とりあえず貢納クリーチャーや大軍のワーム、静穏の天使あたりは影響を受けるし、今後のデッキの方向性にも影響を与えそう。



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危険な櫃/Perilous Vault

名前に恥じない、危険すぎる構造物。見かけは獄庫やジャンドのオベリスクに似てるけど、効果はネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskの強化版という感じ。フレーバーからすると円盤と違って吸い込んでしまうのではなくて、どうやら激しく(異次元まで)吹きとばす方向らしい。どっちかというと円盤のほうが異次元に吸いこんで追放する感じの絵だったので、何となくイメージ的には逆のような気もする。
それはともかく、円盤より起動コストは重くなったものの、破壊ではなく追放になり、さらにプレインズウォーカーまで巻きこめるようになったのは、かなり強力だとおもう。黒、赤、青あたりのリセットボタンとして、また破壊不能な神々を吹き飛ばす方法として、いろいろな方面で活躍できそうな気がする。ただ、自分のダークスティール製の物体でも吹き飛ばしてしまったり、クリーチャーを再生させて残すことができなかったり、櫃自身も必ず追放されてしまう(コストなので)がタップインではない、といった感じで円盤とは使い勝手がかなり違ったものになっている。このあたりがどのように影響してくるのか、いろいろと興味深い。今後の活躍を注視したいところ。

MTG カード与太話:Magic 2015 から「解き放たれし者、オブ・ニクシリス」「地割れ潜み」


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解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled

カードテキストに二桁の数字が入ってると、効果はともかくその数値だけで何かのロマンが発生するよね。開発陣の皆様は、そこのところよくわかってらっしゃる。とりあえず 6 マナ 4/4 飛行トランプルは弱くはないけど、それほど強い部類ではないという微妙なライン。クリーチャー死亡で +1/+1 カウンターが載る能力もうまく使えばかなり強そうだけど、これのために構築に入れるほどかというと難しいか。とすると、活躍するのはやはり二桁数字のロマンな能力を活用するしかない*1
フェッチランドが跋扈する環境でなら(出せれば)刺さりそうなので、そっち方面で活躍の場があることを期待したい。スタンダードだとフェッチ系のカードがないので今のところ効果は薄そうだけど、その手のカードが追加されるようなら一躍脚光を浴びる・・・のかなあ。他にも、サイクリング系のカード、スカウト系のカード、フェッチ、教示者、神秘家、出産の殻、緑タイタンなど、使うことをためらわせることができるカードはかなり多い。10ライフロスのペナルティはほとんど使用禁止するも同然の効果なので、うまくハマる環境があれば活躍する雰囲気はある。ただ、問題はこれ自身が 6 マナと重いことよね。刺さる系のカードが使われる前に出さないと意味がない訳だけど、マナ加速からの瞬殺コンボ系のデッキとかだと、これが出す前に相手に殴り倒されてるか燃やされてる気もする・・・あとは、全員が自分のライブラリーからカードを探す、みたいなカードを期待する方向なのかなあ。


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地割れ潜み/Chasm Skulker

倒されると大量に分裂するイカ。カード引くと足が生えていって、死亡すると足だけ独立して生きる、みたいなイメージか。イカというよりは、プラタナスとかそういう感じがする。カードを引きまくるデッキにひっそり入れておいて、サイズを利用するか数を利用する何かのコンボ一撃必殺みたいなギミックを組み込むことで、デッキに幅を持たせられるタイプのカードっぽい感じ。手札が増える必要はなく、ルーターみたいなのでじゃんじゃんカードを引くだけでカウンターが増すのは良い感じ。ドロー、墓地、数orサイズといった組合せで何か画策すると面白いかも。
とりあえず、5,6個カウンタのったところでの投げ飛ばし/Flingからの火炙り/Burn at the Stake みたいなのは楽しそう。色が違うけど・・・。ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment とか 堕天使/Fallen Angel みたいな方向もあるかも・・・色が違うけど。地獄の番人/Hell's Caretaker でわざと本体を墓地に落としてから釣りあげるトークン生成エンジンを作るとか・・・色が違うけど。うーむ、トークン生成能力がどうも青っぽくないのよね。青で何か考えたいところ。

*1:もちろんリミテッドでは超強力よね

MTG カード与太話:Magic 2015 から「起源のハイドラ」「強引な採掘」


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起源のハイドラ/Genesis Hydra

始源のハイドラ/Primordial Hydra と和名とコストがよく似ているので、一瞬同じものかとおもったら違うものだった。カード的には、起源の波/Genesis Wave がついたハイドラという感じに見えるけど、よく見ると細かい部分は結構違っている。コストが1小さくなったのは良いとして、出せるカードが1枚になったのはやや残念なところ。パーマネントをずらずら並べる用途には使えなくなった。一方で、本体が打ち消されてもカードを探して戦場に出す能力は働くので、うまく使えば打ちけされずにカードを戦場に出せる。でも、出せなかったカードが墓地に落ちずにライブラリに戻るようになったので、デッキの圧縮や墓地を肥やす目的には使えない。そして、仮に1枚も条件に見合うカードがなくても、最悪 X/X なクリーチャー1体は残る。
とまあ、だいぶん使い勝手は違うカードになってるけど、いろいろとギミックが詰まっているので、何か面白い使い方ができそうな気はする。とりあえず土地以外のパーマネントを(コストの条件さえクリアしていれば)無条件で戦場に出せるので、例えばスカーブの殲滅者/Skaab Ruinator とかの追加コストを無視して出すみたいな、出産の殻/Birthing Pod的 な使い方はできそう。*1。殲滅者は色が違うから難しいかもしれないけど、うまい組合せがみつかると何かデッキが組める・・・かなあ。


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強引な採掘/Aggressive Mining

やばい雰囲気を感じるカード。この手のハイリスクハイリターンなカードって、ある日突然リスクを無視する方法が開発されて、とんでもないことになるってパターンが多い気がする。よくある、いつか化けるかもしれないから4枚集めとけ系のカードよね。それにしても、自分だけ土地のプレイが禁止されるというデメリットはなかなかすごい。半永久的に基本土地までプレイできなくするカードはあんまりないようで、ざっと見ても Worms of the Earth と 領土論争/Territorial Dispute くらいぽい*2。いずれのカードも維持コストが払えなければロックが解除されるようになってるけど、このカードは自力ではロックが外れない分だけ危険度が高い。ただ、土地はプレイできないだけで出すことはできるところがポイントか。
とりあえず、すぐ思いつくのは歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler 君だけど、土地が出せるのは大マイナス能力だし、何枚出せるか分からないからあんまり現実的でない感じ。荒野への突入/Into the Wilds はそこそこ現実的。ただ、複数枚張っても土地を何枚も出せるわけじゃないのでやや弱いか。理想の調停者/Arbiter of the Ideal は結構いいかもしれない。まあ、これが出せたあとはわざわざ土地を出していかなくてもいいという話もあるけど。精力的なレインジャー/Firebrand Ranger とか武道家の庭師/Budoka Gardener あたりなら、早いターンから普通に毎ターン2枚引けるドローエンジンが組めるかも。ウィニー系のデッキなら、後半土地が余りはじめたときに土地を手札に変えるだけでも十分強そうだし、見掛け以上に活躍するカードになるかもしれない。何にせよ、いろいろと夢が広がる楽しいカード。

*1:ちなみに殻と違ってパーマネントも出せるから、何か違う使い方ができるかと思ったら、追加コストを要求する(クリーチャーではない)アーティファクトやエンチャントが無いぽい。今後に期待か?

*2:相手もプレイできなくなるから、雰囲気はかなり違うけど

MTG カード与太話:Magic 2015 から「新たなるファイレクシアの魂」「熱いスープ」


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新たなるファイレクシアの魂/Soul of New Phyrexia

無色 6 マナ 6/6 といえばワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine。デメリット無しで無色の 6 マナで 6/6 が出るものとしては、とぐろエンジンに次ぐ 2 枚目のカードらしい。というか基本セットのカードとしてはコストパフォーマンスが最強レベルの、デメリットなしで出るアーティファクトクリーチャーっぽい。素でトランプル持ってて 5 マナあれば(墓地にいても)味方すべてを破壊不能にできるとか、相当に強いんじゃなかろうか。無色だから構築ならどこかのデッキに入る隙間がありそうだし、リミテッドならどんなデッキに入れても強そう*1。少なくとも、スタンダードの構築では見かけるカードになるんじゃないかと思うけど、どうだろうか。

ちなみに、「新たな」とついてるので別の魂があるのかと思ったら、古い魂はないらしい*2。「ファイレクシアの魂喰らい/Phyrexian Soulgorger」はいるけど、魂そのものは存在していなかったようだ。魂なのに、メカニカルというかメタルっぽいのがファイレクシアクオリティー。はたして、このトゲトゲが蹂躙しまくる日が来るのだろうか。


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熱いスープ/Hot Soup

まさに、与太話のために作られたかのようなカード。珍翻訳でカード名だけ脱力感満載になっているのかと思ったら、つっこみ不可なくらいの直訳な上に、絵や能力までちゃんとギャグが詰め込まれているという、通常の Magic にはあんまり存在しない貴重な仕込みカード。スープが熱すぎるので、ダメージうけると自分で自分にかけてしまって、破壊されるってことよね*3。エムラさんが装備しても破壊されてしまうってことは、多分装備したクリーチャーにあわせてツボが巨大化するんだろうね。それにしても、なぜ湯や薬品ではなくてスープを運んでるのか、何のスープなのか、なんでこんなにでかいのか、なぜこんなのを持って戦場をうろつくのか、などなど謎はつきない。これだけで 16P くらいのマンガが描けそう*4

・・・とりあえず1マナなので戦場にはさくっと出しておけるし、フィニッシャーや速攻なクリーチャーに付けて一発なぐれば勝ってしまう可能性も十分秘めている。冗談ぽいけどなかなか侮れない。こんな変なカードは使うしかないよね。やはりゴブリンデッキかな。

*1:そうそう出ないと思うけど

*2:エキスパンション名だから、あたりまえだろうけど・・・

*3:多分

*4:私は絵が描けないからムリ