2015年、Magic Online で人工知能vs人間の公式大会が開催へ



将棋の世界では電王戦が盛り上がりをみせているが、MTG の世界でもようやく人工知能と人間との公式の対戦大会が開催されるはこびとなった。差し詰め「魔王戦」といったところだろうか。これまで PC などで人工知能が搭載された MTG のゲームはあったが、ユーザが人工知能プログラムを作って大会に望むことができる機会は、長い MTG の歴史の中でもこれが初めてとなる。

Wizard of the Coast 社によると、2015 Magic Online Championship Series の特別企画 (2015 Magic Online Planeswalkers vs E-Planeswalkers )として、人工知能プログラムと大会参加者との対戦が予定されている。もちろん、人工知能プログラムは一般から募集され、まず2015年初頭にプログラム同士で対戦する予選が行なわれる。そして、勝ちあがった上位 5 プログラムと Championship Series の参加者が対戦する。フォーマットは M15 発売時点でのスタンダードで、人工知能が使用するデッキの構築と、対戦中のサイドボーディングはプログラムの開発者が行なう。レギュレーションや特別ルールなどの情報は、2015 Magic Online Championship Series の案内と同時に公開されるそうだ。

なお、プログラム開発に必要となる Magic Online の API は、2014 年 5 月頃を目処に下記にて公開されるとのこと。この API を使用することで Magic Online で人工知能プログラムを動かすことができる。大会への参加の有無を問わず、Magic Online のアカウントがあればダウンロードすることは可能とのことなので、いろいろと試して遊ぶことができそうだ。個人的にも日本語化がより高品質で実現できそうで、とても期待している*1。M15 発売後は、ユーザが登録した人工知能を MTGO の対戦相手として選ぶこともできるようになるとのこと。プログラマーを兼任するプラインズウォーカー諸氏にとっては、なかなかに楽しめるイベントとなりそうだ。

・・・という夢を見た*2。ていうか、限定でもいいから API 公開してほしいなあ。

*1:ていうか、いい加減公式で日本語化してよ

*2:今年の夢はややリアルすぎた。