まさかの時のボードゲーム: Pathfinder Adventure Card Game (2) 準備編


  1. ルールを読んでみた編
  2. インスト(準備)編
  3. プレイ編: 2

とりあえず,ルールブックをざっと読んだ程度の適当な理解で一度やってみた.なので,以下は間違った解釈でプレイしているかもしれない.

シナリオの選択

BRIGANDOOM! というシナリオを最初にやったらいいよ,とルールブックに書いてあったので,そのとおりにしてみることにする.

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シナリオに含まれるロケーションがカードに書いてあって,2 プレイヤーなら Wood, Waterfront, Farmhouse, Wooden Bridge x 2 を使うとある.ただデッキを作るのが結構面倒だったので,とりあえず Wooden Bridge は無しにして,Wood, Waterfront, Farmhouse の三つのロケーションだけにしてみることに.

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シナリオカードの裏面には,ロケーションデッキに入れるボスキャラ(Villain)のカード名が書いてある.このシナリオでは Jubrayl Vhiski というのが大ボスらしい.

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あと中ボス(Henchmen)に Bandits というモンスターが指定されている.ボスカードは1枚だけで,中ボスはロケーション数からボス数(1枚)を引いた数(3-1=2)を取って,それぞれのロケーションデッキに「均等に」入れる,とのこと.つまりは,どのロケーションにも同数のボス(大ボスか中ボスかは分からない)が入っている,という状態になる.

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中央には,シナリオ中に適用される特殊ルールが書かれている.このシナリオでは「モンスターがプレーヤにカードのリチャージを強制するときは,リチャージした後に一枚カードを引く」とある.リチャージというのは手札1枚をデッキの下に入れることをいう.ふつうは,リチャージしてもカードは引けないので,手札の枚数が減ってしまう.でも,このシナリオでは「モンスターにリチャージを強制させられたとき」には,カードを引いて手札を減らさないでいることができる,ということらしい.結構いいかも.

下段には,シナリオクリア時の報酬が書いてある.クリアしたら,アイテムカードを1枚ランダムに box から取っていいとある.ランダムですか・・・まあでも,キャラクタデッキの枚数が増えるのはいいことなんだけど.

シナリオに勝利条件が特に書いてないので,デフォルトのルール「大ボス(Villain)を倒し,なおかつ大ボスの逃亡を防ぐ」が勝利条件になるぽい(多分).逃亡を防ぐには,大ボスのいるロケーション以外を封鎖(closed)にしておけないといけないらしい.そのためには,各ロケーションにいる henchmen を倒すか,ロケーションデッキを最後まで探索(カードを全部めくる)状態にする必要がある.これを 30 手番以内にやらないと,blessing deck が全部めくれてしまって負けになる.ちなみに,キャラクタデッキが空になっても負けになる.

あとは,ゲームには直接関係はないけど,表面にはシナリオの雰囲気を盛り上げる,バックグラウンドを説明するテキストが書いてある.それによると,なんでも Jubrayl Vhiski というおっさん(絵から想像)が野望をもって,そのへんで山賊みたいなことをしまくってるらしい.被害が拡大する前に,だれかがその野望を打ち砕け,みたいな感じっぽい.

というわけで,山賊退治に行って来ることになったらしい・・・

ロケーションデッキの作成

Woods, Farmhouse, Waterfront という三枚のロケーションカードを箱から探してくる.

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それぞれのカードには,デッキを構成するカードタイプと枚数,ロケーション毎の特殊ルールと,ロケーションを封鎖(closed)にするときの条件が書かれている.

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Woods の場合,monster x 4, barrier x 2, weapon x 1, item x 2 でデッキを構成するとある.具体的にどのカードを使うかは指定されていないので,各タイプのカードからランダムに選ぶことにする.

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ロケーション限定の特別ルールとしては「モンスターを倒せなかった場合,それが villain か henchmen でなければ,モンスターは消滅する(カードを box に戻す)」とある.普通はモンスターを倒せないと,モンスターはデッキに戻ってしまうんだけど,倒せなくてもデッキからいなくなるらしい.ロケーションを封鎖(closed)にするには,デッキの枚数を減らす必要があるため,デッキに戻られるだけでもデメリットになる.でも,ここではそういうデメリットがないらしい.

下の段には,closed にするときの条件が書かれてれているけど,ここはデッキ作成時点では関係ないのでパス.

同じようにして Farmhouse と Waterfront についてもロケーションデッキを作る.

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Farmhouse デッキはこんな感じ.Farmhouse の特殊ルールは,Ally というタイプのカードを捨てるときは,代わりに埋葬(キャラクタカードの下に置く)とのこと.

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Waterfront はこんな感じ.Waterfront の特殊ルールは,武器を使う時のロールの目から1を引くというのと,今行ったる探索(ロケーションデッキのトップをめくる)に加えて,カードを2枚捨てるとさらにもう一回探索ができる,というもの.カードを捨てまくればガンガン探索できる.ただ,カードを捨てるということは,キャラクタデッキからカードを引くということでもある.デッキのカードが尽きたら負けになるので,そうそうカードを捨てまくることはできないわけだ.

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最後に,各デッキに中ボスと大ボスを加える.上の絵では分かりやすいように表向きにデッキに入れているけど,実際にはどのデッキに大ボスがいるか分からないようにするために,ボスカードの束をシャッフルして,ロケーションデッキに裏向きの状態で追加する.これでロケーションデッキの準備はおしまい.

キャラクタデッキの作成

プレイするキャラカードを選ぶ.今回は,二人で Merisiel (Rouge) と Ezren (Wizard) を選んでみることに(ルールブックのプレイ例の通りにしてみた).

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Merisiel はこんな感じのおねいさん.

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で,Marisiel は Weapon x 2, Armor x 1, Item x 6, Ally x 2, Blessing x 4 でデッキを作る.Ezren は Weapon x 1, Spell x 8, Item x 3, Ally x 3 という内容.どちらもデッキの枚数は同じで 15 枚.カードはタイプさえあっていれば,自分で好きに選んで良いらしい.良くわからなければ,ルールブックにサンプルデッキが載っているので,その通りに選ぶのもあり.Merisiel はカードをランダムに選んで作ってみた.

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Ezren のほうは,ルールブックにあるサンプルデッキの通りに作ってみた.

このキャラクタデッキが HP みたいな役割をしていて,デッキからカードが引けなくなった時点で,そのキャラクタは死んでしまったことになる.なので,デッキからカードが引けなくなる前に,シナリオをクリアしないといけない.

キャラクタデッキは,キャラ毎に分けてキャラクタカードの近くに積んでおく.プレーヤ1人で複数のキャラを動かしても問題ないようだけど,その場合でも手札や山札などはキャラ毎に分けておく.

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キャラに対応したトークンカードを,探索したいロケーションカードの近くに置く.トークンカードで,キャラがどこにいるかを表す.ターン毎にロケーション間を自由に移動することはできるけど,自分の手番にならないと移動することはできないようだ.

手札の枚数は,キャラクタ毎に決まっている.最初の時点では,Merisiel は 5 毎,Ezren は 6 枚となっているので,その枚数をデッキから引いて手札にする.

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Ezren の最初の手札を引いてみたところ.このとき,キャラ毎に決まっている Favored Card Type というのがあって,手札にこのカードが含まれていない場合は,そのカードが手札に含まれるまで,手札を捨てて引き直す.Merisiel は item カードが,Ezren は Spell カードが手札に来るまで,手札を引き直す.この操作で捨てた手札は,手札が確定した時点でデッキに戻してシャッフルしておく.

ブレシングデッキの作成

最後に,blessings というタイプのカードから 30 枚をランダムに選んで,ブレシングデッキを作る.

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これはシナリオカードの近くに置いておく.プレイヤーは毎ターンこのデッキをめくっていき,何らかの恩恵を得ることができる.しかし,上にも書いたように,このデッキからめくるカードがなくなったら,シナリオに敗北してしまう.カードは30枚と決まっているので,デッキにカードを戻す効果などを使わない限りは,30回以内の行動でシナリオをクリアする必要がある.

準備終わり

これで一応準備は終わり.あとは,プレイヤーのプレイ順序を決めれば,シナリオをスタートできる.

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3ロケーションでも結構場所を取るかんじ.10ロケとかなったら,かなりのスペースがいるよね多分.