MTG デッキ与太話:Theros Block Constructed (テーロスブロック構築) から「黒緑白」
「神々の軍勢」の導入から時間もたち、各デッキの内容もほぼ固まってきたみたいなので、このあたりで自分用メモ的に MTGO のブロック構築 Daily Event での上位デッキについて少しおさらいしてみる。下記は、現在ブロック構築でトップメタとなっている黒緑白(BGW)デッキの標準的なレシピ。
Courser of Kruphix | Ashen Rider |
THS Block Daily 2014-03-31 #6923035 xMiMx (4-0) http://www.wizards.com/Magic/digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/6923035
マナ基盤が整うまで除去などでひたすら耐えて、Abhorrent Overlord、Ashen Rider や Elspeth, Sun's Champion からのトークンなどで殴って勝つ、という感じ。
マナ基盤の整備用としては、二色土地の他に、壁としても優秀な Sylvan Caryatid、アタッカーにもなれる Courser of Kruphix が採用されている。Satyr Wayfinder は土地を出しつつ、重いクリーチャーを墓地に落して Rescue from the Underworld や Whip of Erebos などで釣り上げるためにも使われる。Commune with the Gods も手札改善とともに、墓地落とし用にも使われる。除去は Hero's Downfall と Gild が定番で、Unravel the AEther はメインに入っているものや、サイドだけに入っているものがある。Reaper of the Wilds もメイン投入派とサイド派に分かれているようだ。Thoughtseize はおおむねサイドのみだけど、メインに入っているものもちらほら見かける。Elspeth, Sun's Champion はハマれば強いんだけど、Hero's Downfall の的になってるだけのこともある。実際、これがなくても 4-0 しているデッキもあるため、このあたりの調整はもう少し研究が必要という気がする。
動きとしては、早いターンにマナ基盤がそろえば勝ち、10ターン目に数マナしか出ない状況なら負け、という遅めのデッキにありがちな感じになっている。早々に Abhorrent Overlord が出てきてトークンが2、3個ならび、さらに Whip of Erebos を張ったらその時点と相手が投了、という場面もそこそこ見かける。持久戦になっても同種対決でなければ Ashen Rider が出せたら、その時点でかなり勝ちに近づく。同種対決だと、交互に Ashen Rider が追放されたり、Dark Betrayal や Drown in Sorrow が飛びかう感じになって、最後に Ashen RIder が残るか Elspeth が残ったほうが勝つ、みたいな展開になるようだ。Whip of Erebos には Erebos, God of the Dead や Unravel the AEther で対応する。
この種のデッキの平均価格は $120-150 くらいのようだ。お高いカードは二色土地、エルズペス、狩猟者といった汎用性のあるカードであり、これらは次のスタンダードでも通用しそうな雰囲気もあるので、そこそこ悪くない投資かもしれない。ちなみに、お高い Courser of Kruphix と Elspeth, Sun's Champion をすっぱり抜いてしまって、かわりに Pharika's Mender を 4 枚、Rescue from the Underworld を追加で 2 枚入れた $50 くらいのデッキがあり、3-1 とそれなりに成績を残しているのがなかなか面白いと思った。*1
*1:こういう、高いカードを使わずとも、工夫されたデッキで上位に入る人って偉いよね。