MTG カード与太話:ニクスへの旅から「神送り」「マナの合流点 」

とりあえず、今回はこれで最後のつもり。


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神送り/Godsend

英語のカード名は、天から賜わったほどの強力な武器というニュアンスの中に、神を送るみたいなニュアンスをもたせた感じになってる。日本語訳のほうは、後者のほうのイメージだけになってしまって、それだったら send god じゃないのかとか思ってしまう点で、ちょっと残念ではある。といっても、じゃー何と訳すかと言われるとあんまりいい代替案は思いつかないなあ。God〜 という一単語のカードとしては、過去に神祖/Godsire、神触れ/Godtoucherがあるものの、どちらも造語らしく検索しても MTG のカード名しか出てこない。ただ、いずれも神〜と訳されているので、そういう意味では一貫性を保っているようだ。伝説の装備品としては 11 枚目のカードで、色付きのものとしては 2 枚目らしい。というか、そんなニッチなカードがすでにあるというにちょっと驚いたんだけど、初出はアラーラの王を葬る鎌、アンサイズ/Unscythe, Killer of Kingsだったようだ。そういえば、そんなカードがあったような気もする・・・。意外にも*1、装備クリーチャーに +3/+3 を与えるところや、ブロックした相手クリーチャー(厳密にはダメージを与えて墓地送りにした相手クリーチャーだけど)を追放する、といったところで微妙に共通点があったりする。次に似たようなカードが出たとき、はたして共通点が継承されるのか・・・なんとなく偶然という気もするので、されない気もしたり。いつかそういうカードが出たときに、また与太話をしてみたい。


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マナの合流点/Mana Confluence

維持コスト無し、無条件で戦場に出せる、アンタップ状態で出る、繰り返し使える、カウンターやマナを消費せず好きな色のマナが出る、マナの用途に制限がない・・・という、とてもとても厳しい条件で絞ると、このカードと 真鍮の都/City of Brass、色あせた城塞/Tarnished Citadel くらいだろう、と思ったら 禁忌の果樹園/Forbidden Orchard とか Rainbow Vale なんてのもあった。ちょっとでも条件を緩めると、他にも多数の同種のカードが見つかる。好きな色のマナが出せる土地が、いかに古来から多数開発されてきたかということだよね。言い換えれば、好きな色のマナを出す代償がどうあるべきかについて、長年にわたって研究されてきたということでもある。ただ、これまでのカードの多くが真鍮の都/City of Brass よりも重い代償を要求されるか、もしくは何らかの制約を付けられていたのに、今回のカードの代償は真鍮の都/City of Brass とほぼ同じくらいに調整された。とすると、今後は真鍮の都/City of Brass より軽い代償のカードが出る可能性が高まったということかも*2。あと 10 年くらいたったら、タップすると 2 回に 1 回ダメージを受ける、くらいのカードになってたりして。

*1:意図的に?

*2:本当かは謎