MTG カード与太話：ニクスへの旅から「通行の神、エイスリオス」「ハイドラの繁殖主」
ほとんど与太話で、たまにブロック構築的な考察などが少し交じります。
通行の神、エイスリオス/Athreos, God of Passage
これは強そう。高速系のデッキなら、クリーチャーカードが軒並 3 点のライフロスを強いるカードに化けるようなもの。軽めのエンチャントなクリーチャーカードならば、手札に戻されても 3 点ロストになっても嬉しい。こいつ自体は破壊されないし、3マナで出るというのは大きい。しかも、ある程度クリーチャーが並べば本体もトドメの殴りに参加してくれるなんて、まさに言うことがない。青中心のコントロールデッキ相手には、戦場に出せればなかなか刺さりそうではある。ブロック構築だったら、黒白の高速系のデッキに確実に入ると思う。ひょっとしたら、黒単デッキにも白をタッチして入れてくるかも。一方で、トークンなクリーチャーとは相性が悪いので、エルズペス君とか忌まわしき首領とはソリが合わない感じ。黒白緑デッキとかには、入ってくるかは分からない。スタンダードとかでも影響はありそうなので、値段は上がる予感はする。
ハイドラの繁殖主/Hydra Broodmaster
これは楽しそう。6 マナ 7/7 とか、いにしえの大喰らいのワーム/Craw Wurm 様が 6 マナ 6/4 だったと思えば、ずいぶん強くなったものだ*1。怪物化の能力もなかなか楽しく、X=3 くらいで怪物化したとしても 10/10 が 1体 と 3/3 が 3 体も出るという豪快さ。リミテッドなら X=5 くらいでも行けそうな気がする。マナを無限に出せれば、∞/∞ クリーチャーが ∞ 個も*2。これは何とかして使うしかない。回避能力や除去耐性がないとか、細かいことを気にしているようでは緑使いとはいえないよね。
・・・それはそうと、カードテキストに X がやたら多い。コスト部分も含めると 7 つの X がある。もしかして、テキストに出てくる X の数が最多なのでは、と思ってしらべてみたら 野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild なんてのがいた。これにも X が 7 つ出てくる。とはいえ、こちらは 3 つの能力が書かれているわけだから、ひとつの能力で書かれている X の数としては最大ってことよね*3。ちなみに次点は、激浪の複製機/Riptide Replicator と 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms の 5 つ。コスト部分の X も含めると、軟体の起源/Gelatinous Genesis も 5 つある。そして、X/X トークンを X 体出せるカードはこれしかないらしい。X を使うのが得意なハイドラとはいえ、このカードはその中でも特異さが抜きん出ているようだ。
