MTG カード与太話:コンスピラシーから「霊気探知機」「取引仲介機」

とりあえず、このセットのカードは MTGO では使えないのよね・・・ブロック構築とかとも関係ないし、EDH は時間がかかるからあんまりやらないし、本当に与太話しかできない気もしてきた。めっちゃ間違ってることを書く可能性も絶大。まあ、新しいことが始まるときは、間違いや失敗はつきものよね〜・・・


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霊気探知機

MTG で公式にメモを取ることが必要な日が来ると思わなかった。メモアプリが作られたり、ライフカウンターにメモ機能がついたりするに違いない。それはさておき、一応サーチカードということでいいんだよね、多分。ただ、探すカードを選択する自由があんまりない上に、素で出そと思うと 7 マナかかるので、他のサーチカードどほど有効に働くのかはよくわからない。また、このカードとドラフトしたカードの両方を公開しないといけない、というのはそれなりにデメリットのようでもあるんだけど、どうなんだろう。ドラフト能力を除けば、7 マナで 6/4 のアーティファクトクリーチャーで、剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresherと全く同じで、新しいところは無い。これは評価が難しいなあ。実際に使われて(使って)みないと、強さが全然分かんない感じ。まあ、新しいメカニズムということもであるし、使ってみたら実はちょー強力だったりとか、後日に何か別のカードと激しいシナジーを生みだすとかある・・・のかなあ? あと、ドラフトでしか意味がないとすると、シングルカードとしての値段はすごく低くなりそうな気もするけど、これもどうなんだろ。キューブみたいな形で需要ができるとすると、また違うのだろうか。何にせよ、いろいろと興味はつきない。


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取引仲介機

こちらは、ドラフト中にカードのトレードができてしまうカード。ドラフトのルールをかなり破壊してる点ではおもしろい。プレイ後のカードの分配方法によっては、今までにない方向に頭を使うことになりそうだけど。いろいろと、ドラフト中に考えることが増える予感。ただ、レアカードだし普通にドラフトしてるとあまり使う機会はない気もする。実は、ドラフト能力のあるカードを混ぜた、キューブドラフトの大会を増加させることを暗示しているのだろうか。
ちなみに、3 マナ以下でルーターの能力をもつ無色のカードで、タップだけで能力が起動できるものは意外にもこれしかないらしい。ジェイラム秘本は 3 マナだけどクリーチャーではないし、能力を使うのにタップに加えて2マナも必要とする。Bazaar of Baghdad は土地だからすぐ出せるという点と、引けるカード数が多いのである意味これより強力ではあるけど、手札が減ってしまうので用途そのものが違う感じ。ボガーダンの金床はルーター能力はあるけど、起動するタイミングを選べないのと、他のプレーヤーも能力の恩恵(被害?)を受ける。そういう方向から見ても、わりと新しいカードと言えるのかもしれない。はたして、実際にどのくらい使われることになるのかなー?

Magic Online βクライアント用のカード日本語化計画(ニクスへの旅対応版)

カードセットのデータだけ更新しました.不具合などの確認などはまだできてないので,以前から動いてないという方は,すみませんが多分これでも動きません・・・

テーロスや M14 あたりのカードで,誤表示されるものはいろいろ直しました.多分直しきれてないと思うけど.

使用上の注意

  • 最初に起動したときには,3−4分ほど画面が出てこない.
  • ネットが切れてる時に起動するとおかしくなるかも.
  • カードを右クリックしないと情報は表示されない.
  • カードと関係ないところで右クリックしたり,クリックせずとも表示される黄色いウィンドウが出ると,誤動作することがある.
  • 結構な CPU パワーを使う(古めのマシンだと表示されるまでに時間がかかるかも)

MTG カード与太話:ニクスへの旅から「最悪の恐怖」「天を支える者」

おまけ。


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最悪の恐怖/Worst Fears

相手に使われたら、間違いなく最悪の恐怖。個人的には最も嫌いな部類のカード。ブロック構築だと、8 マナというのは結構ぎりぎり使えてしまうラインのような、そうでもないような、微妙なところかも。コントロール相手に撃てれば勝ちという気もするので、もしマナコストが払えるレベルにあるようなら、黒いデッキのサイドに1,2枚くらい入るのかもしれない。本気で使うなら、ケイラメトラの指図とか 彼方の神、クルフィックス/Kruphix, God of Horizons みたいなマナブースト系のカードを活用して、早いターンから唱えられるようにするのかなあ。骨の神託者/Oracle of Bones からのびっくりカードとして使うとか、稲妻の謎/Riddle of Lightning で 8 ダメージ与えてみるとか、啓示の解読/Interpret the Signs で 8 枚引いてみるとかはありそう*1。灰燼の乗り手/Ashen Riderとマナコストが同じだから、欺瞞の信奉者/Disciple of Deceit で相互に交換してみるのは意外に良いかもしれない。何にせよ、これ単体では重すぎて辛いけど、何かしらギミックを組み込んでいけばもしかしたら使える・・・といいな*2


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天を支える者/Bearer of the Heavens

天を支えてるので、死亡してしまうと天が落ちてきて、全てが破壊されてしまうらしい。微妙なタイムラグがあるところに、コロニー天が落ちてくるまでの時間差が表現されているようで、ちょっと面白い。ただ、これが召喚される前はいったい誰が天を支えていたのか、という謎はある。10/10 とでかい割にはトランプルがあるわけでもなく、弱小 1/1 トークンにすら行く手を阻まれてしまうのは悲しい。天を支えたままでは、足元の小石にも躓いてしまうということなのだろうか。パーマネント全部破壊の能力もなかなか豪快ではあるものの、いろいろと使い勝手が難しくてハルマゲドンや神の怒りのようなわけにはいかない。まあ、そこはカオスの赤だから仕方ないよね。どうしても使うなら、本来の使い方もにらみつつ、重いマナコストを活かして稲妻の謎のお供にするとか、10/10 というサイズを利用して 蘇りし者の儀式/Ritual of the Returned で墓地から 10/10 を出してみるとかしてみたいところ。苛まれし思考/Tormented Thoughts でこれを生け贄にして、相手の手札を空にした挙句にパーマネント全部破壊とかは素晴しい・・・コンボが決まる前に別の方法で勝ってそうな気もするけどね。

*1:かなり悠長だけど

*2:個人的には、使ってほしくないけど・・・

MTG カード与太話:ニクスへの旅から「神送り」「マナの合流点 」

とりあえず、今回はこれで最後のつもり。


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神送り/Godsend

英語のカード名は、天から賜わったほどの強力な武器というニュアンスの中に、神を送るみたいなニュアンスをもたせた感じになってる。日本語訳のほうは、後者のほうのイメージだけになってしまって、それだったら send god じゃないのかとか思ってしまう点で、ちょっと残念ではある。といっても、じゃー何と訳すかと言われるとあんまりいい代替案は思いつかないなあ。God〜 という一単語のカードとしては、過去に神祖/Godsire、神触れ/Godtoucherがあるものの、どちらも造語らしく検索しても MTG のカード名しか出てこない。ただ、いずれも神〜と訳されているので、そういう意味では一貫性を保っているようだ。伝説の装備品としては 11 枚目のカードで、色付きのものとしては 2 枚目らしい。というか、そんなニッチなカードがすでにあるというにちょっと驚いたんだけど、初出はアラーラの王を葬る鎌、アンサイズ/Unscythe, Killer of Kingsだったようだ。そういえば、そんなカードがあったような気もする・・・。意外にも*1、装備クリーチャーに +3/+3 を与えるところや、ブロックした相手クリーチャー(厳密にはダメージを与えて墓地送りにした相手クリーチャーだけど)を追放する、といったところで微妙に共通点があったりする。次に似たようなカードが出たとき、はたして共通点が継承されるのか・・・なんとなく偶然という気もするので、されない気もしたり。いつかそういうカードが出たときに、また与太話をしてみたい。


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マナの合流点/Mana Confluence

維持コスト無し、無条件で戦場に出せる、アンタップ状態で出る、繰り返し使える、カウンターやマナを消費せず好きな色のマナが出る、マナの用途に制限がない・・・という、とてもとても厳しい条件で絞ると、このカードと 真鍮の都/City of Brass、色あせた城塞/Tarnished Citadel くらいだろう、と思ったら 禁忌の果樹園/Forbidden Orchard とか Rainbow Vale なんてのもあった。ちょっとでも条件を緩めると、他にも多数の同種のカードが見つかる。好きな色のマナが出せる土地が、いかに古来から多数開発されてきたかということだよね。言い換えれば、好きな色のマナを出す代償がどうあるべきかについて、長年にわたって研究されてきたということでもある。ただ、これまでのカードの多くが真鍮の都/City of Brass よりも重い代償を要求されるか、もしくは何らかの制約を付けられていたのに、今回のカードの代償は真鍮の都/City of Brass とほぼ同じくらいに調整された。とすると、今後は真鍮の都/City of Brass より軽い代償のカードが出る可能性が高まったということかも*2。あと 10 年くらいたったら、タップすると 2 回に 1 回ダメージを受ける、くらいのカードになってたりして。

*1:意図的に?

*2:本当かは謎

Magic Online 日本語化計画 Ver 1.83 (Journey to Nyx 対応版)

とりあえず,対応しました.なお,当然ですが新しいカードについては表示できるかはテストできてないです.何かおかしかったら下記にコメントつけてください.

新クライアント版は別途更新します.

MTG カード与太話:ニクスへの旅から「クルフィックスの洞察力」「知識と力」

プレリって何ですか。超会議にも行けなくて残念。


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クルフィックスの洞察力/Kruphix's Insight[

3 マナで手札 3 枚は侮れない。デッキを調整して土地とエンチャントだけにしておけば、かなりの確率で 3 枚手に入る。残りの 3 枚も、ライブラリの下とかに行かずに墓地に落ちる。これは、リアニメイト系デッキにとっては大きなメリット。リミテッドでは 3 枚引けることは少ないから、コモンになってるということなのかなー。デッキの組み換えは必要だろうけど、ブロック構築の黒緑白系のデッキで使われそうな気がする。
ところで、占術が流行ってる今日このごろではあるけど、ライブラリートップのカードを 6 枚操作できるカードというのは意外に少ないらしい。とりあえず、占術 6 というカードは存在していない。占術の最大は「4」で、通常のカードでは予感/Foreseeだけしかない。発掘6というカードにはゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll があるけど、こちらは単純に墓地に落ちるだけでカードを操作する余地はあんまりない。ライブラートップから 6 枚追放するものは、サーチカードっぽい機能をもつものとして預言する妖術使い/Divining Witch や Demonic Consultation がある。これらは任意のカードが手に入る可能性はあるけど、1枚しか手に入らないし普通に使っても確率はかなり低い。多少毛色が違うものには、戦闘ダメージを与えると上から 6 枚の中から好きな呪文が唱えられる、地獄彫りの悪魔/Hellcarver Demon なんかもあったりする。それでも、ライブラリートップから 6 枚を操作するカードというのは、やはり少ないようだ。ちなみに、7 枚を対象にするカードは 6 枚よりもずっと多く、5 枚のものはもっと多い。こうして見ると、どうしてこれが「6 枚見る」になったのかは興味深いところ。


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知識と力/Knowledge and Power

地味っぽいわりには、微妙に強そうな雰囲気を感じるカード。やや重いのでカードプールが広い環境では力負けするかもしれないけど、ブロック構築くらいなら力を発揮できるかもしれない。本体の色は薄めだし、使うマナの色は問われないので、占術が豊富な青いデッキにも入りやすい。赤にも占術はちらほらあるし、占術土地も活用できるわけだから、意外と馬鹿にならない累積ダメージを叩き出しそうな気もする。クリーチャーにもダメージを飛ばして、除去として機能するのも良い。何とかして、支払うコストを低減する方法を開発してみたいところ。占術を行うことをトリガーにする能力をもつカードは非常に少なく、今のところはこれと炎語りの達人/Flamespeaker Adept しかないらしい。一方で、ダメージを与えてから占術するとか、占術してからダメージみたいなのは多少ある。これは赤青連携の推進を図るということなのだろうか。つまりはイゼットの陰謀? 微妙に能力的にイメージが違う気もするけど、まあイゼット団のことだし、占術を対象とした新しい実験でも始めたということだろうか。どうでもいいけど、情報は強力な武器ですといいながら、雷落としてる感じの絵なのはどういうことだろう。天空の電子機器から放電してるとかじゃないよね・・・。