あかつき軌道投入失敗についての「謝罪」

最近,新聞記事でよくみる「謝罪」という単語に微妙に違和感がある.辞書をひいてみると「(罪や過ちを)詫びること」とある.最近は,日本語的に「謝罪」という単語が単に「謝る」という言葉と等価であるかのように使われている.たしかに,「謝る」という単語自体にも「(過失や罪について)許しを乞う」というような意味をもっているから,辞書的な意味では「謝罪=謝る」と言えるのかもしれない.ただ「謝罪」というと,「明白な」過失や罪があったかのように感じてしまうんだけど,世の中的にはそうでもないんだろうか.

だから「あかつき投入失敗について謝罪」とかいわれたら,軌道投入について人為的な過失なり犯罪があったというように読めて,どうにも違和感を感じてしまった.

あかつきについては,6年後にまたチャンスはあるってことで,次に期待したいところ.