アビセア初心者用まとめ(4) ジョブ編

アビセアの中と外ではジョブの役割がかなりちがうため,まったくアビセアに入ったことのない人むけに 2011/10 時点での,アビセア内でのジョブ事情(主に準備)についてまとめてみた.以前にも似たような記事をかいたけど,その頃から状況が変わったので現状にあわせてかきなおしている.

アビセアで出番が多いジョブ

例によって結論からいうと,乱獲以外の野良パーティでは吟遊詩人,白魔道士,黒魔道士,青魔道士,忍者,シーフの6ジョブの募集が大半で,場合によって戦士が,さらに一部の目的に限ってモンクも募集される*1。.もし,アビセアで遊ぶためにどのジョブからレベル95にしようかと迷っているなら,このどれかのジョブを上げることをお勧めしたい.現状のアビセアでもいわゆるジョブ縛りが存在している.

さらに,この8ジョブのレベルが95あれば十分役に立つというわけではなく,期待された働きをするにはそれなりに準備が必要になる.あまりに準備が不十分なまま野良パーティに参加すると,最悪の場合で現地でキックされることもないとはいえない.そこで,これからアイテム取りに参加しようという人向けに,それぞれのジョブがどういう役割を期待されていて,どういう準備をすればいいかということについてまとめてみた.準備といっても,装備やら何やらで上を目指せばきりがないので,あくまで期待される最低限の準備についてだけ書いてみる.

ちなみに,先の6ジョブを準備が楽な順でジョブを並べると,以下の順だと思う.あくまで個人的な意見なのでそこのところはよろしく.

  1. 吟遊詩人
  2. 白魔道士
  3. 黒魔道士/青魔道士
  4. 忍者/シーフ

戦士とモンクは忍者やシーフ並に準備が必要なわりには,野良のNM討伐に限ると出番がやや少ない(身内で少人数活動するには向いてるけど)。戦士やモンクを育てるにしても,まずは6ジョブのいずれかを育てておいてから,セカンドジョブとして用意するのがいいように思う。

アイテム取りコンテンツとしてのアビセア

アビセアで何をするかによって,当然ながらジョブの役割も大きくかわってくる.しかし,乱獲にはいってレベルをあげ,ある程度のアートマそろってしまうと,このあとアビセアに通うのは,おおむねアイテムの取得目的でということになる.なので,必然的に「最小限の人数で」「狙ったアイテムが取りやすい」ジョブorジョブ構成をとることになる.アビセアで狙うアイテムとしては,

  1. 金箱から出るオーグメント付きアイテム
  2. エンピリアン装束(AF3)を +1 にするための型紙
  3. エンピリアン装束(AF3)を +2 にするための五行素材
  4. HNM が直接ドロップする武器防具
  5. エンピリアン武器を作るための素材(俗にエンピリ素材とかいわれる).

の五種類がある.このうち,オグメ付きアイテムはソロでも狙えるし,乱獲ついでに狙うこともできる.この場合,ジョブはあまり問われない(さすがに詩人ソロとかだと厳しいけど・・・).また,型紙はソロでもこなせるクエストがある.この方法で型紙を取るならジョブは何でもいい.

しかし,それ以外であればパーティを組んで,何かしらの NM を倒す必要がある.アビセア外の NM なら,「盾+回復役+トレハン+アタッカー」という構成が基本になると思う.しかし,アビセアの NM は範囲攻撃持ちがおおく,アタッカーを増やすと敵が狂ったように WS を撃ちまくり,かえって難しくなることが多い.そのため,盾1人とか盾+サブ盾の2人だけで削るケースがほとんどになる.加えて,アビセアではアイテム狙いで NM を倒すときは,これ以外に弱点付き役というのが重要になる.そのため,NM 討伐のジョブ構成としては,必然的に盾,回復,トレハン,弱点役という組合せになりやすい.2011/5 では,先に挙げた8ジョブの役割は次のようになる.

  • 吟遊詩人:黄弱点 (支援)
  • 白魔道士:回復+黄弱点+青弱点
  • 黒魔道士:黄弱点 (スタン)
  • 青魔道士:黄弱点 (スタン)
  • 忍者:盾+黄弱点+赤弱点
  • シーフ:盾orサブ盾+トレハン (黄弱点)
  • 戦士:サブ盾+赤弱点
  • モンク:盾+青弱点

括弧内は,必須ではないけど+α要素として期待されることもある役割を書いてある.

「敵を倒すだけ」であれば,赤魔道士,踊り子,召喚士,獣使いあたりでも,ソロでも倒せる NM は沢山いる.しかし,弱点をつかないand/orトレハンがないと倒しても目的のアイテムが出なかったり極端に少なかったりするため,多くの場合は頑張り損になってしまう.そのため,敵を倒す労力と弱点によるアイテムの増加,そしてロットする人数のバランスなどを考えると,上記の6ジョブで1パーティ(+必要に応じて戦士やモンク)という構成になることが多い.

なお,一部エンピリ素材などではトレハンや弱点に関係なく,最低1つはドロップするというアイテムもある.そういう敵はソロとか二人で倒している人達もいる.

アビセアNM討伐パーティのジョブ構成

野良パーティでよく見る構成についてまとめてみた.

  • 型紙パーティの場合

型紙パーティでは,トレハンを載せること,黄色弱点をつくことで型紙がドロップしやすくなる.そのため,「盾+回復+黄色弱点+トレハン」という構成がとられやすい.一般的なのは「忍シ青白黒詩」という構成.弱い NM なら,シーフが盾+忍術の黄弱点役を兼ね,黒がサポ詩人にすることで,「シ白青黒」の4人構成にすることもある.ただし,人数を減らすとそれだけ1人分の手間が増える.また,シーフでは暗闇の術が使えないこと,サポ詩人だと精霊の印がないとなかなかスレノディが入らないことなどもあり,弱点は突きにくくなる.なお、2012/1 現在ではプレーヤのレベルが 99 まで上昇したことで、このレベルの NM ならごく少人数でも高速に倒せるようになった。そのため、型紙パーティの野良募集はほとんど見かけなくなっている。

  • 五行パーティの場合

五行素材を落とす NM については,やはり黄弱点とトレハンが重要になる.そのため,基本の構成は「忍シ青白黒詩」になる.ただし,五行 NM の場合はトリガーとなる「だいじなもの」を取得するために,赤弱点を突く必要もある.トリガー取りから実施する場合は,赤弱点を広くカバーできる戦士を入れて「忍戦シ青白黒詩」とすることも多い.また,敵の強さやパーティメンバーの持ちジョブに応じて,忍者をはずして盾をシーフだけにしたり,黒をサポ詩人にして1人減らすこともある.「だいじなもの」を取るときはシーフ,詩人,青あたりのどれかをはずして戦士や忍者を入れて赤弱点をつき,素材 NM をやるときは元のジョブにジョブチェンジということもよくある.

  • エンピリアン素材パーティの場合

2011/5 現在,エンピリアン素材を落とす NM は五行もたいてい落とすため(一部 NM 除く),野良であればほとんどの場合両方とも狙うことになると思う.なので,構成としては五行パーティとほぼ同じになる.ドロップアイテムも狙う場合はモンクを入れることもある.なお,五行素材はトレハンなしで,なおかつ弱点をつかなくても最低1つはドロップするため,盾+白+α程度という少人数の構成でやってることもある(野良ではまず無いと思うけど).

  • 青弱点のみで HNM ドロップアイテムを狙うの場合

2011/5 現在ではほとんどの HNM が五行素材を落とすようになったことから、この分類にあたる敵はかなり少なくなった。これらの敵の場合、五行パーティから黄色弱点要員を抜いて,モンク+白+削りというような構成をとることが多い.たとえば Raji, Rani, Shinryu,鉄巨人,オメガなどではモンク盾がよく採用されている。

各ジョブの役割とポイント

これからアビセア乱獲に参加してジョブのレベルを75から95に上げようという初心者が,乱獲以外の野良パーティにレベル 95 で参加しようとするときの,目安となる準備の目標レベルについてまとめる.以下の記事は私見であって,主催者によってはもっと高いレベルを要求することもあるだろうし,そうでないこともあると思う.書いてある通りに用意したのにキックされた!ということがあっても,私は責任とれないのでよろしく・・・.

  • 吟遊詩人の場合

詩人は歌弱点を突くことが最低限求められる.なので,重要なポイントとしては,ピッコロ(スレノディ+の楽器)を持っておくこと歌の弱点の入れ方を把握しておくことの二点くらいだと思う.スレノディを全種覚えていることは必須で,覚えてないとか言ったらさすがにキックされると思う.ピッコロを使った弱点の突きかたについては黄色弱点でスレノディを確実に入れる方法がとても参考になる.この例ではピッコロ+1を使っているが,ピッコロでも同じことができる.

弱点突きができた上で,歌による支援も期待される.よく使う歌は,マーチ,マンボ,カロル,マドリガル,フィナーレ,エレジーあたり.特にカロルは全種揃えておきたい.

この他,魔法命中を上げる装備やアートマも,可能なら揃えておきたい.ティール装備は廉価で魔法命中,ファストキャストなど有益な効果がつくため,最低限それを用意したいところ.魔法命中がつくアートマとしては,虚空,空仰,侵略がある.これらがあると,スレノディがかなり入りやすくなる.また,詠唱時間短縮,再詠唱時間短縮の装備やアートマもあれば揃えたい.アートマなら攪乱,腐龍がある.

白の役割は,ケアルと状態回復が最も重要な役割になる.ケアルVをそれなりに連打してもMPが凹まない&タゲをとらなければ十分役にたつ.そのための重要なポイントはリフレシュアートマを取得すること(邪鬼,天導,皆勤など),敵対心を下げる妖艶のアートマを取得すること.リフレシュは最低 15 MP/ 3 sec は欲しいところで,20 MP / 3 sec あればかなり安心できる.目標値はアートマ,装備に加え,魔法のリフレシュや机上演習などを合計したもの.アートマで 10 MP/ 3 sec しかなくても,サポ赤での魔法のリフレシュ 3 MP / 3 sec +リフレシュ装備 1 MP / 3 sec で 15 MP /3 sec になれば目標値になる.基本的に他人からのリフレシュは期待できないと思っておいたほうがいい.

これに加えて,ケアル回復量UP装備を取得すること(ノーブル+光杖は最低でもほしい),範囲で死なないようにするために真価のジェイドを取得しておくこと(3つは比較的簡単に取れる),青弱点をつくために両手棍でレトリビューション,片手棍でブラックヘイローを撃てるようにしておくこと,あたりが目標になる.

なお,白魔道士は黄色弱点を担当することもある.弱点魔法であるバニシュII,バニシュIII,バニシュガII,フラッシュ,ホーリーは覚えておく必要がある.まあ,普通は覚えてると思うけど.

  • 黒魔道士の場合

黒の役割は精霊魔法の黄色弱点をつくことで,精霊魔法で削ることは必ずしも求められない.そのため弱点魔法(精霊IV系,ガIII,,古代魔法,アスピル,ドレイン,バイオII)を全て覚えておくことが最も重要というか必須のポイントになる.このあたりの魔法は高価なものが多い.レベル75時代に覚えていない状態で,これから集めようとすると苦労するかもしれない.しかし,これらは覚えていないと黄弱点役としてなりたたないため,確実に覚えておく必要がある.

精霊魔法の弱点は,当たりさえすればダメージ0でもいい.ダメージを出すのではなくて「MP消費を抑えつつ,ダメージを下げる」工夫が必要になる.ダメージを出しすぎると,タゲが張りついて死んでしまうことも多い.ヘイトを稼ぎすぎる場合は,わざと魔攻UP装備をはずしたり,サンダーIVを撃つときには土杖を持つといった工夫をする必要がある.さらに,魔法弱点は WS のようにタイミングを測れないためなかなか突きにくく,何度も詠唱しなおすことも多い.特に古代やガIIIは消費 MP も多いため,MP も凹みやすい.そうならないためにも,リフレシュなどがつく装備やアートマが欲しいところ.リフレシュは,邪鬼のアートマがあれば何とかなる.

弱点を突いたあとは,削りの補助をしたり,物理無効状態のときに魔法で削ることもある.そのときに,魔攻UPのアートマ(幽遠,破邪,天導など)があると嬉しい.この他,ガ系魔法を使ってくる敵や,危険な WS を使う敵ではスタン役をたのまれることがある.

青の役割は青魔法の黄色弱点をつくことにある.最も重要なことは弱点魔法8種(R.ブレス,アイズオンミー,火炎の息,磁鉄粉,メイルシュトルム,神秘の光,アイスブレイク,マインドブラスト)を覚えておくことにある.場合によっては,削り役をやったり,サブ盾をしたり,スタン役をすることもある.しかし,それらは弱点が出た後のことで,あくまで弱点を突くことがメインになる.

MP の維持のためにもリフレシュのアートマがひとつほしい.5 mp/ 3 sec あれば,弱点をつくために必要な MP 程度なら賄える.魔法で積極的に削る必要があるなら,邪鬼のアートマをつけたい.また,敵に近づく必要があることから,範囲攻撃に耐えられるように,真価のジェイドをとるなどして HP を多少増強しておきたい.強めの範囲のある敵や,ヘイトリセットのある敵でサブ盾をするなら HP 2000 は最低ほしいところ.

弱点突きと違って必須ではないものの,覚えておくと嬉しい青魔法はいくつかある.まず,他人からのケアルやイレースも基本的には期待できないので,虚無の風,P.エンブレイスあたりは覚えておきたい.同様に他人からのリフレシュも期待できないので,アートマで不十分ならバッテリチャージを覚えておきたい.攻撃魔法としては,ゴブリンラッシュ,四連突あたりが強い.このあたりは,与TPも多いため WS が厳しい敵にはやや使いにくいという難点がある.ベンシクタイフーンも強いが,範囲攻撃なので周囲に注意がいる.物理無効がある敵にはリガージテーション,チャージドホイスカーが使える.この他,範囲攻撃対策の金剛身,自己ヘイスト用に鯨波,トリガー用の雑魚狩りに空蝉替わりに便利なオカルテーション,雑魚寝かし用に夢想花などがあるとうれしい.

  • シーフの場合

シーフはトレハンによるアイテムのドロップ率増加を最も期待される.まず,シーフとしてはトレハンの仕組みを理解しておくことトレハン装備を揃えておくことが重要なポイントになる.トレハンについてはトレジャーハンター/FF11用語辞典の「トレジャーハンター効果上昇」に詳しい説明がある.完全に仕組みが解明されているわけではないようだけど,仕組みをざっくり言えば,

  1. シーフがヘイトを取る行動をした時点で(数字が出なくても),装備やジョブ特性に応じたトレジャーハンターの効果が敵にのる.
  2. シーフが近接攻撃をすると,時々「 追加効果→XXに対するトレジャーハンターの効果がYにアップ!」という表示がでる.これが出たら,文字通りトレハンの効果がアップしている.
  3. 不意打ち,だまし討ちによる攻撃は,トレハン効果が UP する確率が高い.
  4. 「効果UP」は,上昇する回数に応じてだんだん出にくくなる.(実戦では初期値 +3 上がるかどうかという程度)

ということらしい.(シーフ2人で殴ったり,装備を途中で変更したりするとこの通りにならないこともあるけど,そのあたりの仕組みはまだよくわかっていないようだ.)

重要なのは,トレハン装備やアートマをもっていれば最初のトレハンの数値が高いところからスタートするということだ.ドロップを少しでもよくするために,トレハン装備とアートマを揃えておきたいところ.具体的には「盗賊のナイフ」「アサシンアムレット」「RDプレーヌ+2」「戦慄のアートマ」の4つ.これらを揃えることで,ジョブ特性のトレハン3とあわせてトレハン7からスタートできる.

一方で,シーフは少人数パーティにおいては,トレハン兼用の盾としての機能を期待されることもある.アビセアで野良NMパーティの盾として機能するためには,灰塵,凶角のアートマを取得しておくことと,真価のジェイドを3つ以上取って HP を2000-2500程度にすることが最低限の必要だと思う.その上で,できればメイジャンの風コースで作る回避短剣(キーラ+2)を作っておきたい.シーフで盾をするような NM はそれほど強くはない.そのような NM でも,HP が 2000 に満たないと事故死する可能性が出てくる.サブ盾をする場合であっても,一撃が強い NM や範囲のある NM なら HP 2000 以上はほしいところ.

もちろん,トレハン装備や真価のジェイドなどが揃ってないと参加不可能というわけじゃないとは思う.ただ,用意があったほうが戦闘が楽になるし,アイテムドロップもよくはなるので,結果的にそのほうが楽しめるんじゃないかと思う.

  • 忍者の場合

忍者は,盾としての機能が期待される.アビセアの NM の場合,盾はそのまま削り役でもあるので,敵のタゲを取ると同時に削り能力もある程度必要になる.そのためにも,灰塵,凶角のアートマを取得しておく真価のジェイドを4つ以上取って HP を 2500 以上にする回避刀などの回避装備を持っておくといったあたりが,ポイントになると思う.

敵にもよるけど,五行レベルの NM だと HP 2000 以下では事故死する可能性が高くなる.一撃で 2000 近いダメージを加えてくものもいるからだ.3000 以上あれば,概ねどの NM には対応できると思う.それ以上 HP がないと耐えられない敵や,空蝉が意味をなさない敵を相手にするときは,モンク盾の出番になる.

範囲攻撃が特に厳しい敵を相手にするときは,与TPを減らし,回復対象を減らすためにも盾だけが削るということも多い.そのときは,盾能力と同時にある程度の削り能力も求められる.といっても,削り能力は盾能力と同じで装備をあつめればあつめるほど高めることができるので,どこまで装備を集めれば十分かというのは一概にはいいにくい.ただ,アビセアの場合はアートマによる削り能力のブースト効果が非常に高いため.装備を数多く集めるよりは灰塵,凶角のアートマを揃えるほうが効果的だろう.灰塵は,言うまでもなく削り能力の大幅な UP が期待できる.凶角は回避能力 UP や与 TP ダウンになり,さらにカウンターも出るようになる.これは,盾役にうってつけのアートマだと思う.

装備で強化する方向としては,回避UPの装備をもっておく(回避刀など),空蝉の枚数を増やす(AF3+2足), 二刀流効果UP装備やヘイスト装備を揃える,モクシャUP装備を揃える,WS着替え用装備を揃える,秘を撃てるようにする(神無など),等々といろいろな方向性がある.とりあえず,回避刀を2本作るとかなり楽になるので,最小限これはやっておくことをお勧めしたい.

盾,削りの役割をもつ一方で,さらに忍者は場合によって色弱点,赤弱点をつくことも求められる.黄色弱点をつくためには,該当する忍術を覚えておくことと,触媒を持っておく必要がある.ギルに糸目をつけないのなら,猪鹿蝶の札を用意すれば持ち物を大幅に減らせる.赤弱点はサポ戦士にすれば,最低でも片手刀x1, 両手刀x2, 片手剣x2,短剣x2,片手棍x1,両手棍x1の計9種類を突くことができる.弱点をつくためにはスキルを上げておくと同時に,該当する武器を持っておくことも必要になる.これらに加え,ピッチフォークを使えば両手槍の弱点をつくこともできる.また両手棍にメリポを振って八卦鉢巻を使えばサンバーストも打てる.まあ,このあたりは戦士の担当範囲なので,よっぽどのことがなければ忍者がサンバーストを撃つことはないと思うけど.

こうして見るとわかるように,忍者は役割が多いのでアビセアでは(ヴァナにも増して)忙しいジョブになっている.まったくの初心者がアビセア NM 討伐に参加するなら,別ジョブであるていど NM 戦の様子がわかってから忍者をやったほうが,失敗が少ないのではないかと思う(あくまで個人的な意見).

なお,装備やアートマの能力が十分か調べたかったら,ソロで以下の NM に赤弱点WSを入れながら倒す,というのを試してみるといいと思う.サポは踊か白(要リフレシュ)あたりを推奨.とりあえず,上のふたつ(ウサギと鳥)が楽に倒せれば,装備やアートマはそれなりに揃っている.結構辛いなーと感じたら,足りていない可能性がある.下の2つも楽に倒せるのなら,かなり十分なレベルだと思う.

  • Mangy-tailed Marvin :ウサギ.入門用
  • Piasa :鳥.上のウサギよりやや強い.
  • Dozing Dorian :大羊.黒蹄のアートマが取れる.空蝉貫通技 & 麻痺があるので難易度やや高め
  • Chasmic Hornet :蜂.百烈拳に耐えれたら回避は十分.難易度は高め.

あくまで装備やアートマのテストであって,プレイスキルのテストじゃない.辛いながらも高いプレイスキルをもって何とか倒したとか,薬使いまくりでごりおしで倒したというのでは意味がない.空蝉が十分回って,命中が足りて TP が十分たまり,そこそこの速さで敵の HP が削れていき,なおかつ自分の HP が真っ赤になることもなく「楽に倒せる」というところがポイント.

  • 戦士の場合

戦士は、使える武器すべてについて赤弱点を付けること、リゲインのアートマでTP+3/3sec程度にできることが最低条件だと思う。しかし、逆にいえばそれ以外は(削りとかは)あまり期待されない(野良では)。青弱点も撃てるにこしたことはないけど、実際問題として要求されることは少ない。せいぜい、打弱点(片手棍、両手棍、格闘)で撃てるものが揃っていれば、モンクの補助として撃てるので便利、という程度だと思う。

  • モンクの場合

盾として沈まないHPを確保すること(3500程度)、打弱点(青弱点)をヘキサを除いて全部撃てることのふたつが、最低限の条件だと思う。ただ、モンクは主催によって求めるレベルにかなり差がある感じがする。身内パーティなら、この条件でそれなりに役目を果たせるとは思うけど。

*1:あくまで野良参加の話なので注意。身内ならもちろんもっと自由度があると思う