ミラディンの傷跡ブロック構築所感:青黒デッキ

ブロック構築ではしばらく第三位の位置にあったが、今週はとうとうトップになった。デッキの構成はそれほど安定してはおらず、まだいろいろなバージョンが存在するもよう。

最近のデッキから三つ拾ってみた。最初のふたつのデッキは黒メインで感染クリーチャが入っているタイプもので、コントロール色は薄い。この形のデッキが青黒デッキの主流となっているようだ。ひとつめは屍百足/Necropedeの入っている典型的なタイプ。ふたつめは黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenithが入っていて、クリーチャが少ないタイプのもの。

三つ目のデッキはカウンターが入ったコントロール色が強いもので、感染関係のカードが入っていないデッキ。こちらのタイプはあまり見かけないが、少数勢力として存在しているもよう。

デッキの内容

感染クリーチャを並べて殴り勝つというデッキ。場合によってはアーティファクトを並べて、ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasの能力で削る。

主力のクリーチャとしては、ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader疫病のマイア/Plague Myr墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusの採用率が高い。これに加えて屍百足/Necropede荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragonファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmotherあたりが採用されている。

敵のクリーチャは闇の掌握/Grasp of Darkness伝染病の留め金/Contagion Clasp黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenithなどで除去する。ゲスの玉座/Throne of Gethはカウンター増食用に、また行動阻害用として転倒の磁石/Tumble Magnetがつまれている。

デッキの内容

カウンターや除去カードが詰まれたコントロール色の強いデッキ。ダメージソースは聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinxニューロックの猛士/Neurok Commando。いずれも、ドロー手段としても使える。

カウンターに冷静な反論/Stoic Rebuttal目的のための燃料/Fuel for the Cause鋼の妨害/Steel Sabotage、除去カードに闇の掌握/Grasp of Darkness黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith喉首狙い/Go for the Throatと、かなりの枚数が積まれている。サイドボードにも除去とカウンターがさらに積まれている。

今後、この手のコントロールが勢力を伸ばすのかは用観察なところ。