Magic 2012 カード所感: ゴブリンの手投げ弾，ゴブリンの投火師

赤といえば，今日はゴブリンですかね．

ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade

ゴブリンを5ダメージに変換するカード．マナコストがやたら軽い上に追加コストもゴブリンなので，特に工夫しなくても普通に2ターン目から撃てる．ゴブリンがいることが前提ではあるけど，使えるカードなことは間違いない．惜しむらくはアンコモンになってしまったことくらいか．ちなみに個人的にはとても懐かしいカード．4th が発売されていた当時，Fallen Empires のパックは 4th にくらべるとかなり安く売られていた．そのせいもあって，ついつい結構な量のパックを買ってしまい，Hymn to Tourach やらこのカードやらが，未だに大量に眠っている．Fallen Empires 時代はイラストが三種類あったなーなんてことも少し思いだした．今回のイラストだと「ゴブリンの」手投げ弾というよりは「ゴブリンな」手投げ弾だね．だれかに騙されて爆弾咥えさせられて投げられたという感じ．はたして，ゴブリンが爆弾咥えている意味はあるのか．

ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger

目から火が出てる聖徳太子こと(?)赤ティム君がいなくなって，替わりにゴブリンがやってきた．1マナと軽くなったものの，クリーチャへはダメージを与えられなくなってしまい，その点では汎用性は下がってしまった．所詮ゴブリンでは，何か代償(ゴブリンとかゴブリンとかゴブリンとか)を払わないとクリーチャにダメージを与えられないのだろうか．とはいっても，1ターン目から出せて防御不能にちかいダメージソースとして使えるのは悪くない．何げにファイレクシア化/Phyresisや生体融合外骨格/Grafted Exoskeletonなんかを付ければ，これだけでも10ターンで勝てる．2ターン目に2体出すだけで，相手にとっては思いもよらない脅威になる気がする．リミテッドなら，貴重な除去を使わせることができるかもしれない．ゴブリンなので，例えば上のカードの生贄要員としても使えるし，あながち馬鹿にできない．