MTG「イニストラード」カード所感: 昇る満月、ケッシグの檻破り


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昇る満月

審判の日が来ても自分の狼男だけ生き残るカード。コストからすると強化対象が単体でもおかしくないくらいなのに、このコストで全体強化できるのもいい。ブロック構築の狼デッキには確実に入ってきそう。しかし、満月といえば不吉の月とか血染めの月とか、黒や赤のイメージだった気がするんだけど、今回は緑に来たらしい。普通に考えて、夜の世界というイメージなら黒だよね。調べたみたら、過去に緑単色で「月」という単語の入ったカードは、イニストラード以前には一枚もないぽい。Moon もありにしても、辛うじて ムーン・スプライト/Moon Sprite が1枚あるのみ。夜の世界は、しばらくは緑が支配することになるのだろうか。


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ケッシグの檻破り

ゲーム後半に攻撃すれば、ものすごい数の 2/2 クリーチャが出そうなカード。リミテッドなら十分勝負を決められそうだ。ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Prideと違ってトークンが盤面に残るので、2回も攻撃できたら盤面はトークンだらけになりそう。とても強力ではあるんだけど、構築で使おうと思うといろいろ工夫がいる感じ。とりあえず、墓場にカードを落としまくった上で審判の日などで盤面を一層し、これを出して全体強化の上でトドメ、みたいな使い方は思いつく。ちゃんと回るかどうかは微妙だけどね。何にしても、緑なカードでトークンが出まくるとあっては、個人的には4枚揃える以外の選択肢がない。