MTG「イニストラード」カード所感: 似通った生命、裂け木の恐怖


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似通った生命

トークンを倍増するカード。倍増の季節の再来かと思ったら、カウンターは増えなくなった代わりにコストは下がった。そしてトークンといえば、ペンタバスを相方にするしかない(決定)。ペンタバスからトークンを出し入れするだけで、あっというまに戦場はトークンだらけに。アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar みたいなカードがあれば、無限マナ増殖も簡単。忌むべき者の軍団/Army of the Damned を使えば 26 体ものトークンが。色物的な使い方だけじゃなく、たとえば各種ガラクトークン生成能力と組合せると、普通にトークンが二倍出ることになるわけで、それだけでもかなり強そう。軟体の起源/Gelatinous Genesis で出るトークンも二倍になるし、ケッシグの檻破り/Kessig Cagebreakers なんかとの組合せも楽しそう。


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裂け木の恐怖

墓地のクリーチャーを参照するといえばルアゴイフ/Lhurgoyf。そこから1マナ減ったら、自分の墓地だけ参照するようになり、代わりにトランプルと自力で墓地を肥やす能力を得て、逆にタフネスは1減った。10年以上もの年月を経たこともあってか、かなり進化したらしい。ライブラリを自分で削ってしまう能力が危険な感じもするけど、ライブラリアウトで負ける前にこいつが超巨大になって殴り勝ってる気がするので、あんまり問題はないのかも。ちなみに、公式カードリストでは最初のほうから骨塚のワームが公開されていて、こいつも墓地のクリーチャーカードの数を参照していた。これを使って何かできないかと思ってたんだけど、まさかその上位版が同時に追加されるとは思ってなかった。ワーム先生はこれより1マナ軽いけど、残念ながらトランプルとか付いてないので、やはり使うとしたらこっちになるかなあ。