「闇の隆盛」カード所感: 影の悪鬼、食百足


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影の悪鬼/Fiend of the Shadows

捨てクターならぬ、捨てさせスペクターの変形バージョン。変形したらスペクターから吸血鬼になったぽい。カードのプレイにコストがかからない、高性能な詩神の器/Muse Vesselを内蔵した吸血鬼というべきなのか。とかく、手札は追放されてしまって墓地に行かないから、ブロック構築で流行ってるフラッシュバックなデッキが相手でも一応安心。コストは重めながらも再生能力もあり、なかなかに除去しにくい、リミテッドならこれ一枚で相手を追いつめられるかもしれない。追放されたカードをプレイできる能力はどうなんだろう。ハンデスくらってとりあえず土地捨てとけ、みたいな感覚で土地を追放したらなぜか相手の領地になっていた、みたいなことにはなるのはちょっと楽しい気はする。でも、相手が使えるカードを簡単に追放してくれるとも思えないから、能力の安定性には欠ける感じ。まあ、普通にハンデスだと思って使うのかな。手札をじりじり捨てさせながら 3 ダメージ、というだけでも十分にいやらしい(賛辞).


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食百足/Vorapede

5マナで5/4警戒、トランプル。死んでも 6/5 で復活してくる。これは普通に強い。審判の日でリセットしたつもりが、なぜか 6/5 トランプルで復活して来たとか、想像するとちょっとありえない。頑強とは何だったのか。ブロック構築でも緑単色デッキを考えたくなる一品。いずれ魂の大鍋/Cauldron of Soulsの不死版みたいなのも出るのだろうか。ちなみに全く関係ないけど、百足という名前がついたカードは意外に少なくて、このカードまでには 2 枚しかないらしい。個人的にさんざん板金鎧の百足をこき使ったので、百足ってたくさんいたような気がしていたのに、これら以外にはあと屍百足/Necropede しかいないぽい…とおもったら、カタカナだったら鉄ムカデとかいたね。なぜゼンディカーからは漢字になったんだろう。百足ではないけど、千足虫、死足虫というのはいる。どうも -pede という語尾の生物に「足虫」「百足」のいずれかの訳語を割りあててるようだ。ただ、どういう基準で分けているのかは謎。そんな一方で、死足虫の中国語版(の語尾)は「XX百足虫」で、屍百足の中国語版は「屍百足虫」だったりするのよね。