iPhone/iPad のアプリ開発でのメモリ管理 (ARC: Automatic Resource Counting)

自分で言うのもなんだけど、めずらしくちょっと宣伝。

ARC 便利。というか、これ無しでプログラム書くとか考えられないくらい。ARC なしの頃に書いたプログラムを、ARC が有効になっているプロジェクトにコピペして実行すると、大量のエラーが出る事件が勃発したりして、初期の頃は評判わるかったぽいけど、新規にプログラムを書く分にはとても便利。

で、何がしか ARC についてまとめようと思ったら、まとめる必要がないくらいいい本があった。

豊富な例、徹底的な解析、十分な情報量と申し分ない内容だった。プログラマにとっては(娯楽的な)読み物としての価値も十分あると思う。「ARC の中身なんか分からなくてもいいから、プログラムするときのポイントだけ知りたい」という場合でも、適当に解析部分の説明を飛ばし読みすればいいように書かれている。

ただし、初心者向きではまったくない。ある程度のメモリ管理の知識と経験を読者に要求している。こんな高度な魔術書みたいな内容では、1000 冊刷っても全部はけるんだろうかとかいらぬ心配をしてしまったくらい。というか、よく出版社がこの本の企画を通したよね。