「アヴァシンの帰還」カード所感: 妖術師の衣装部屋、月銀の槍

• 「アヴァシンの帰還」公式画像付きカードリストより

妖術師の衣装部屋

クリーチャーが毎ターンお色直しをして戻るシーンを想像してしまった．人間とか狼男くらいならまだしも，ドラゴンとかウーズとか着替えるものがあるんだろうか．・・・それはそうと，クリーチャーに毎ターン明滅を与えるアーティファクトなので，いろいろと悪い使い方ができそうな気はする．なんといっても，コストがかからないのはいい．例えばクリーチャーが何体も出ている状態で，黄金夜の救い手を点滅させたら，相手のやる気を少なからず減退させられそう．組を変更するのにも使える．-1/-1 カウンタを落としたり，ペンタバスのカウンターを戻したり，+1/+1 が載った不死クリーチャをリセットしたりと，なかなか用途は多い．あとは，能力を能動的に使えないのと，5マナとやや重いという点をどうカバーしていくかが考えどころか．

月銀の槍

天使量産装置．でもこれ単体では出せず，何かしら土台が必要になる．トークンのようなコストが安く出せるクリーチャーにつけて，相手にぶつけて 4/4 天使に変換するような運用でも，ブロック構築くらいならいけるのかもしれない．攻撃しさえば，ダメージが通らなくてもトークンが出るところに，多少使えそうな可能性を感じる．ただし，出すのもつけるのもコストがやや重いので，スタンダードで使おうとしたらかなりの工夫はいりそう．似通った生命を出しておくとか，ダークスティール製の何かにつけるとか，不可視の忍び寄りにつけるとか・・・