Magic 2013 カード所感: ダスクマントルをうろつくもの，任務に縛られた死者
すでに時期がすぎてしまったけど，書きかけのまま放置されてたのがあったので，もったいないので記事にしてみる．なお，100％与太話なのでよろしく・・・
ダスクマントルをうろつくもの
名前が長い．うろつく場所が悪いに違いない．ドロスをうろつくものを見習うべき．名前が長いだけでなく，ライブラリーを破壊する土地であるダスクマントルをうろついているのに，ライブラリー破壊とは何の関係もない．ディミーア家にあこがれてダスクマントルをうろついているけど，仲間に入れてはもらえなかったということだろうか．その割には，仲間と協力するような能力の賛美を持っているのが謎．うろつくもの同士の仲もいいわけではなさそうで，これまでに出た5体のうろつくものたちは，クリーチャータイプもサイズも能力もバラバラ．色はかろうじて三体が黒にまとまっているものの，あとは青とアーティファクトだったりする．共通した名前をもつのに，これほど統一感がないカード群も珍しいのでは．
カードの能力的には，構築に入れようと思うと非常に悩ましいレベル．4 マナで 2/2 というのは，賛美要員として採用するにしても重い．回避能力があるわけでもないし，これが出せる頃にこれが単体で攻撃しにいくことも，あんまり考えられない．そう思えば，速攻もあんまりうれしくない．吸血鬼デッキの賛美要員という枠はあるかもしれないけど，ブロックにも攻撃にも使いにくく，特殊な能力があるわけでもないとくれば，他の吸血鬼との枠争いに負けそうな気配が濃厚．うーん，どう使うんだろう．リミテッドなら賛美要員として出番はありそうだけど・・・．あと1マナ軽いか，3/3 くらいのサイズか，速攻でなくて飛行ならよかったのにね．これは，いずれ別の名前になって，コスト軽くなってリニューアルされるのかも．
任務に縛られた死者
すまじきものは宮仕えというけど，死んでしまってもまだ宮仕えを忘れず，任務を続けてしまうクリーチャー．基本給はたった黒1マナとお安い．1ターン目の緊急呼び出しにも遅刻なしで対応可能．その上に殺されてしまっても，特別手当（黒３）を受け取れば，また生き返って任務についてしまう．なんというサラリーマンの鑑（？）．チームプレイが骨身の髄まで染みているらしく，仲間を応援する機能は当然のように標準装備．ただし，過労がすぎてかデフォルトのパワーは０になってしまった．それでも攻めの気持ちは忘れておらず，防衛はついていない．仲間に応援してもらうか，ドーピングでパワーを増せば，攻撃してダメージを与えることもできる．自分で自分を応援してパワーを１にすることすらできる．なんという涙ぐましい努力・・・というわけで，リミテッドだと序盤から置けるブロッカーとして，結構活躍できそう．構築では，賛美デッキが流行れば，マナカーブ調整＆序盤対策に入ることがあるのかも．
