Magic 2013 カード与太話: 自然の伝令、イェヴァ、イェヴァの腕力魔道士
自然の伝令、イェヴァ
瞬きすると、瞬時に軍勢を呼びよせるおねいさん、らしい。瞬きしなければ呼びよせられないなら、スライムみたいに目がない生物を相手にしたら、呼びよせることができないのだろうか。伝令といっても通信手段を持っているようではなく、見たところ熊(?)に乗って情報を伝えているようだ。とすると、この熊が超高速で移動できるのか、もしくはワープ能力でも持っているに違いない。華奢なのに 4/4 もあるのも、大半はこの熊の力なんではなかろうか・・・ということは、実は主人はおねいさんじゃなくて熊のほうだったのでは・・・と、いつにも増してどうでもいいことを思いつく。
カードとしては、スラーン先生の後継者として入ったような、コストとサイズのカード*1。テキストがシンプルなカードほど汎用性が高い*2の法則に従って、カードプールが広がることでいろいろな悪さができそうなカードになっている。たぶん、緑の濃いエルフデッキで瞬速を生かす形のデッキで活躍する気がする。ただし、現行のスタンダードででは戦場に出たときに誘発能力があるエルフは、↓のカードとヴィリジアンの堕落者くらいしかいないのが残念。もちろんエルフにこだわらなくても、緑な瞬速デッキでは使えるだろうけど、本体には回避能力や除去耐性があるわけでもないので、入るデッキは選びそう。リミテッドでは普通に使えそうだけど。緑使いとしては、このおねいさん含む、今後のエルフの活躍に期待したいところ。
イェヴァの腕力魔道士
腕力という名前がついてるのに、本人は特にマッチョなおにーさんとかではない。まあ、「腕力魔道士」という名前が入ってるカードは、自分がムキムキなのではなくて、他のクリーチャーを強化する能力で統一されているぽいから、自分がマッチョではなくてもいいのは道理。その理屈から言うと、どちらかといえば「腕力強化魔道士」なんだろう。ただ、それでは語呂が悪いというのもあるし、forcemage の初代 腕力魔道士の代言者/Forcemage Advocate と二代目 原初の腕力魔道士/Primal Forcemage *3のどっちもムキムキな感じだったので、強化の部分はなくなってしまったんだろうと推測。その一方で三代目 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage はかなりスリムになり、四代目 信頼厚き腕力魔道士/Trusted Forcemage は、スマートなおねいさんになってしまった。そして今回は、ややヒョロいおにいさんになってしまい、名前のミスマッチ感が否めなくなってきた*4。
カードとしては、単体ではかなり能力不足なかんじ。やはりヒョロいのがいけないのか。イェヴァおねいさん(熊?)と組んで、やっと一人前という感じがする。エルフ限定でもいいから、お手軽にブリンクさせる方法か、戦場に簡単に出す方法でもできないと、イェヴァおねいさんにも見放されてしまいそう。今後の環境の変化による、奮起を期待したい。
*1:実際そうなのかは知らない
*2:こともある
*3:絵のおっさんはムキムキだけど、これは強化された側であって、本体はヒョロいかもしれない。というか、左右にいるモヤシのようなのが本体っぽい?
*4:カードの絵の確認はこのへんで→forcemage · Scryfall Magic Card Search。まあ、歴史が長いとこういうこともあるよね
