Magic 2013 カード与太話: 交易所,カロニアの指輪


http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/m13/nu5mx8nxip_jp.jpg
交易所

その昔,アライアンスのパックを剥いだときに -ost という文字をみて,Kjeldoran Outpost だと思って喜んだのもつかの間,Balduvian Trading Post だったときのがっかりが半端ないことを思い出したカード.アライアンスの特殊土地カードは性能が良いものが多いので,引けると結構うれしかった.特殊土地はどれも紫の枠がついているので,パックを剥いで一瞥しただけでそれとわかった.しかし,一番人気がなかったそのカードを引いてしまうと,がっかりもひとしおだった・・・という,まさにどうでもいいことを思い出した.ちなみに Trading Post と名前のつくカードは,この2枚しかないらしい.結構意外.しかもこっちは土地じゃないし.絵を見ると土地っぽくも見えるけど,土地ではなくて建物がアーティファクトということなんだろうね.

カードとしては,4種類も能力があって汎用性が高いというだけでなく,全部の能力が循環しているところがなかなか面白い.出すコストが重いし,何か飛びぬけてすごい能力があるわけでもないので,構築には入りにくいかもしれない.でも,四つのうち二つか三つくらいの能力がかみあうデッキがあれば,どこかで活躍する可能性もありそう.



http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/m13/sk9l36c99m_jp.jpg
カロニアの指輪

カロニアはシャンダラーの一地方らしい.もともとシャンダラーといえばPC用のMTGで出てきた次元の名前で,本家のほうとは切り離されていたのが,最近になって本家側にも少しずつ登場するようになってきたらしい(伝聞).このPCゲー,結構おもしろくてしばらくやってたんだけど,Windows 2000 になったら動かなくなってしまって,とっても残念だった記憶がある.その後,AI 対戦ができる似たような MTG の PC ゲーがいろいろ出たものの(DC版とか含めて),ソロゲーという観点からすれば,この初代PCゲーが一番面白かった気はする・・・とか書いてたら,またちょっとやりたくなった.マジック2013は,MTG のゲーム部分はよくできてるんだけど,それ以外のところが物足りないのよねーなんていうのは贅沢というものかな.まあ,まさにどうでもいいことよね.

ちなみに,さらにどうでもいいことだけど,カロニアという名前がついた他のカードとしては,カロニアのビヒモスというのが一匹いるだけらしい.しかも,このビヒモスは被覆つきだから,指輪を装備することができないという連携の悪さ.同じデッキで共演することはほぼなさそう.フレーバーまで入れても,スラーグ牙を狩る狩人の名前に出てくるだけで,カロニアが出てくるカードは他にはいないぽい.そんな感じで今はメジャーな名前には程遠い感じだけど,今回指輪サイクルとして取り上げられたことだし,いずれはカロニア(というかシャンドラー)出身者がぞろそろ出てくるのかも.