ラヴニカへの回帰 カード与太話: 劇的な救出，滑り頭
劇的な救出/Dramatic Rescue
送還/Unsummon と報酬獲得/Reaping the Rewardsを足したような，マナコストと能力をもつカード．トークンを並べるセレズニアには，除去としても使えそう．現状のブロック構築だと，クリーチャーを手札に戻せるのはサイクロンの裂け目/Cyclonic Riftとこれしかないし，白が入るデッキならこちらが使われるかも．リミテッドなら，コモンなこちらのほうがよく使われるのは間違いない．ついでにライフが得られるのも，この色の組み合わせならたぶん悪くない・・・いやいや，そういう話を書こうと思ってたんじゃなくて．
絵に描いてある鷲だか鷹だかグリフィンだか，どこかで見た気がすると思ってずいぶん調べてみたんだけど，そのものズバリは見つからなかった．気のせいかも．一番近いのは，戦飛びの鷲/Battleflight Eagleかなあ．頭らへんについてる防具といい，毛の色といい，結構似ている．でも絵師は違うのよね．青い玉がついてる金属の装飾具みたいなのが似てるのは，裁判官の使い魔/Judge's Familiar．でもこれはふくろうだし．空印のロック/Skymark Roc は描かれてるシチュエーションは良く似ているけど，鳥もつかまれてる人(?)も違う．むしろ，これは救出というより誘拐ぽい．グリフィンにはそれらしいのはいなかった．同じ絵師で何かないのか思ってかなり調べてみたけど，それっぽい絵がなかった．M11/M12 版の精神の制御/Mind Controlで，怪物に載っている人がわずかに似ているかというくらいだった．しかし，これだけカードあるとイラストで似てるの探すのもすごく大変よね．
滑り頭/Slitherhead
これは，たこ○カのゾンビでは・・・と思ったのは私だけか．絵からすると，滑るというより摺り歩くという感じ．人間の頭蓋をベースにしてるとすれば，大きさはかなり小さかろうに 1/1 もあるという．よっぽど足が強力に違いない．フレーバーからすると，ドラーグという人の骸骨らしいが，このドラーグなる人物はどこのカードにも登場してないようだ．このコメントをしゃべってるペーシャなる鍛冶屋も，ここにしか登場しない．だいたい，鍛冶屋がゾンビを作成している（らしい）のもおかしい．たこル○化されたほうが，生きてたときよりも役に立つといわれる，このドラーグなる人物も大概だけど．
カード的には，活用のコストがとても軽くていろいろ使えそう．ライブラリから直接墓地に落としたり，チャンプブロックで使い捨て的に使うことを前提にしてもよさそうなくらい．ブロック構築なら，ウィニーっぽうデッキが流行れば入りそうだし，環境次第では墓地活用系のデッキに入る隙間があるかもしれない．
