ドラゴンの迷路 カード与太話: イゼットの模範、メーレク,精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク


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イゼットの模範、メーレク

昨日勝手に結成された緑レジェンズに対抗すべく結成された,ニューコンビ「ミルメレ」のボケ担当*1.即席のせいか,緑コンビに比べると共通点がやや少ない.青い 2/4 の伝説クリーチャー,M で始まる名前,ライブラリに関係する能力,上半身の筋肉を見せつける細マッチョ系,というくらいだろうか.筋肉が見えてはいるけど,イゼット団にしかいない「奇魔」だけあって,目から何か出てたり,頭がイソギンチャクだったりする.こんな風貌になるなんて,合成元のエレメンタルがいったい何だったのか,ちょっと想像がつかない.

能力的にはガラクの大軍/Garruk's Horde のインスタント,ソーサリー版というか,未来の大魔術師/Magus of the Futureのカードタイプ限定版といった感じに見える.しかし,ライブラリートップのカードを唱えると効果が2倍になる点で,使い勝手は大きく違う.すぐ思いつくのは,軽い火力カードをじゃんじゃんめくって唱えた挙句,さらに墓地からフラッシュバックするデッキ.土地をライブラリーから抜き出す方法を組み合わせれば,1ターンに数枚の火力カードx2+αの威力で相手を燃やせそう.ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya と組み合わせれば,かなりすごいことに・・・色が違うし環境は限られるけど,試してみたい感じがする.


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精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク

ふざけた能力のイゼット団の奇魔とコンビを組むのは,過度に冷静なつっこみを行うディミーア家の吸血鬼.コンビとはいえ,あまりに異常な風貌のメーレクとは気が合わないのか,常に空中からの上から目線でつっこみを担当しているようだ.というより,メーレクにまとわりつく凶悪な静電気(電撃ともいう)に近づいて,自慢の黒髪ストレートヘアーをパーマにされることを嫌っているとのこと.上空の見えない場所にいても,相方より筋肉が美しいことを披露したいのか,メーレクよりも露出度は高め.双方で戦っても引き分けるデザインは,やはりコンビならではのものだろう.ただしミルコが一方的に飛んで行ってしまうので,そもそも喧嘩にならないという説もある・・・って,いつにも増して妄想が長すぎね.

精神の葬送/Mind Funeralが暗号化された 2/4 飛行クリーチャー.2マナでクリーチャー分がついたと思えば悪くないはずなんだけど,何だか物足りない感じが否めない.やはり,ライブラリーを削るために殴りにいくというところに,自己矛盾をはらんでいる気がする.ライブラリー破壊が目的なら,破壊的な逸脱者/Consuming Aberration のほうが,攻撃しないでも削れるし,たとえ削りきれなくても本体が殴るという選択肢もあるから,使い勝手がよさそう.地底街の密告人/Undercity Informerは生贄は必要ながら,やはり殴らなくてもライブラリーを削れる.欄干のスパイ/Balustrade Spy のなんか,戦場に出るだけで削れる上に,3/1 とパワーでこれより勝っている.こうしてみると,期待のつっこみ役にしては,やや力不足感が漂う.何らかの方法で削り能力を倍化したり,殴らなくても削れるギミックを入れられたら強そうなんだけど,現状ではなかなか構築での採用は厳しい感じ.

*1:完全に妄想です