久しぶりの楽器屋

数年ぶりに楽器屋に行ってみた。昔から、楽器屋に行くと何故か場違いな感じがして、いまいち入りにくい種類の店だったりする。高校生の頃には結構通ったのに、その感覚は今でも消えない。多分、自分がまともな音楽教育を受けていないため、門外漢だと思っている劣等感みたいなものが、そう思わせている気がする。楽器は一種の美術品みたいなもので高級感があって、並んでいるとなかなかの威圧感がある。高尚なものと縁のない暮らしをして来たせいで、そういった威圧感に対する耐性がないことも、原因のひとつかもしれない。

ただ、楽器は時代が変わっても値段も品物をあまり変わらないので、どことなく懐かしい感じや、安心感がある。楽譜なんかも、全然変わってないし。変わる方がおかしいといえばおかしいか。手元にある、15 年か 20 年くらい前に買った全音ピアノピースの「月光の曲」の値段が 500 円だったんだけど、今日みた新品のピアノピース「月光の曲」も500円でちょっと驚いた。コミックスなんかは結構値上がってるのに、楽譜は値上がりしてないのかな。