「闇の隆盛」カード所感: ドラグスコルの肉裂き、魂を捕えるもの (恐ろしい憑依)


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ドラグスコルの肉裂き/Drogskol Reaver

能力だけ見たらめちゃめちゃ強いクリーチャ。1回攻撃が通れば、6ダメージ与えて6ライフ回復、そして2枚カードを引ける(先制攻撃のダメージで1枚、通常の戦闘ダメージで1枚、であってるよね?)とか、ちょっとありえない。リミテッドで相手に出され、除去をもってなかったら途方にくれるレベル。7マナと重いのは気になるが、コントロール系のデッキで使うなら耐えられる範囲の重さなのかもしれない。リミテッドならまったく問題ない範囲。そして、これだけ強くても伝説ではないから対消滅もしない。スタンダードでは聖別されたスフィンクスとかいう強力なライバルがいるけど、ブロック構築ではこれに比肩できるクリーチャはいまのところ見あたらない。もしコントロール系のカードが他にも増えるようなら、そっち方面のデッキに数枚採用される可能性はありそう。カジュアルレベルだろうけど、天使の羽根/Angel's Featherみたいな普通は使わないようなカードをドローエンジン化したりするのもちょっと楽しそう。


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魂を捕えるもの (恐ろしい憑依)/Soul Seizer (Ghastly Haunting)

表がクリーチャーで裏がエンチャントとかいう、なかなか激しいカード。イニストラードの青の両面カードは、裏が赤かったりして分類が面倒だったけど、今度もまた青がやってくれたという感じ。カードとしては、コントロールできる条件が戦闘ダメージなので、いつもの通りやや安定性に欠ける。これでコストが2マナくらいで1/1飛行とかなら採用の余地があったと思うんだけど、このコストと能力だと構築への採用は難しい感じがする。もちろん、リミテッドなら十分使えると思う。それにしても、こんな裏向けにしたときの使用法が表に書いてあるカードが出てくるなんて、「(好きな)両面カードを強制的に裏向ける」という能力のあるカードを出す予定がないという雰囲気を感じさせる。