「闇の隆盛」カード所感: 悪意に満ちた影、ゲラルフの伝書使
悪意に満ちた影/Spiteful Shadows
クリーチャーへのダメージが、そのまま本体にも行くエンチャント。擬似的にブロッカーとしての能力を無効化できるけど、攻撃クリーチャーへのダメージがなくなるわけじゃないので、除去としてはいまいちなところ。無理矢理トランプルなクリーチャーをブロックするように仕向るとかできれば楽しいものの、そこまでして使おうと思うかというと微妙かも。どちらかというと、これを相手のクリーチャーにはっておいてから、シヴ山の隕石/Shivan Meteorを命中させるような方向を考えてみたい。ぬいぐるみ人形/Stuffy Dollほどパーツとしては優秀じゃないけど、ブロック構築でも13ダメージ出せるカードが地獄の口の中/Into the Maw of Hellと冒涜の行動/Blasphemous Actの2枚もあることだし、あながち非現実的ではない気もする。
ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger
出るだけで2ライフ削り、死んだらさらに2ライフ削った上に 4/3 が出る。タップで戦場に出ることを差し引いても、十分3マナ分の仕事をしているように思う。むしろ、出した直後にわざと墓場に送ったほうがいいんじゃないかというレベル。生贄にする系のカードとあわせて使いたい感じ。カードとしては強いと思う反面、これが入るデッキがあるかどうかというと、やや悩ましい感じ。ブロック構築での青黒ゾンビデッキに入れるにしろ、新たに活躍しそうな緑黒不死デッキに入れるにしろ、黒が濃くてなかなか使いにくい。リミテッドでも色の濾さから、使うのをやや躊躇うかもしれない。うまく居場所がみつかれば活躍できそうなんだけど・・・
