Magic 2013 カード所感: 真紅の汚水這い、まどろむドラゴン
真紅の汚水這い
再生付きで 2マナ 3/2、と聞けば相当強そう。しかし、再生コストが重くてやや残念なことに。コストが黒マナひとつ、いや黒1くらいでも使えたと思う。ただ、それだと逆に強すぎるという判断だったんだろうけど。構築では、赤黒という組合せが流行ったとしても、なかなか入れる余地が無い雰囲気がする。リミテッドなら再生が有効活用できるだろうし、強力なアタッカーかつブロッカーとなると思う。
ちなみに、真紅の(Crimson)という名前が付くクリーチャーは過去に6体いるものの、ほとんど共通点がない。真紅のヘルカイトのおかげで(?)、真紅といえばイメージ的に赤いクリーチャーな気がするのに、真紅の見習い僧は白かったりする。飛行もちが 6 体中 3 体、レアリティもコモン、アンコモン、レアにそれぞれ2種類ずつ・・・むしろバランスが良いのか? 今回のこいつの参入で、アンコモンは3体に、飛行なしも4体となった上に、黒マナまで使う生物が入ったので、ある意味バランスブレーカーとも言えるのかも。個人的には、Crimson という接頭語的は格好いい部類だと思っているので、もうすこし何かの統一性があったらいいなーなどと思っていたり。次あたり、真紅の人形(人形の真紅?)とか無いかな。
まどろむドラゴン
非常に創作意欲を刺激されるカード。なんといってもドラゴンだし、ドラゴン収集家としては無条件で使うしかない。+1/+1 カウンターをいかにすばやく 5 個載せるかを考えるのも面白いし、1マナで 3/3 が出ることを有効利用する方法を考えてみるのも面白い。カウンター方向で行くと、すぐ思いつくのは高まる残虐性。カウンターがすぐ 5 個載って良さそうだけど、そのために4マナも使うのでは意味がない気もする。使うとすれば、自然の祝福や吠え群れの飢えだろうか。自然の祝福は奇跡がおこれば1マナで一気にカウンター4つ。相手が迂闊に攻撃してきて、カウンター1個くらい載ってるときに使えると楽しそう。吠え群れの飢えも緑1マナでカウンターが最大3つ載るので、うまく使えば早期のターンに条件を満たせそう。錯乱したのけ者でもカウンターは2個載るけど、色と種族の両方が違うので共演はやや辛いかも。
まあ、最終的に 8/8 飛行になると思えば、ミケウス君とか新アジャニでこつこつカウンターを載せてみるような、地道な方法でもいけるのかもしれない・・・それでも色が違うのは辛いかなあ。あと一歩というところでバウンスとかブリンクとかされると涙目だし。赤で頑張るなら、ファルケンラスの駆除屋でカウンターを貯めておいて移植するとか・・・遠大すぎるなあ。まあ、3/3 クリーチャーとして使う方向は、これから考えてみたい。何にしても、いろいろ妄想するだけで楽しそう。
