黒単感染デッキ (2011/10) :スタンダード構築デッキ所感 @ Magic Online
ブロック構築で使われていた感染デッキに、イニストラードのカードが数枚加わった感じの感染デッキ。他のデッキと比べると M12 のカードがほとんど入ってないところが特徴的。
サンプルデッキ
- KennyPunter (4-0) from MTGO Standard Daily (4-0) - Week of 10/17/11
10/17 の Decks of the Week の中では、このタイプのデッキで同じ人が3回 4-0 という成績を残している。その中で一番新しいものがこれ。このデッキは M12 のカードは全く入っていない。
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus、ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader、疫病のとげ刺し/Plague Stinger、囁く死霊/Whispering Specterといった軽くて回避能力や、戦闘に有利な能力をもつ感染クリーチャーを並べて毒殺するという、とてもわかりやすいデッキ。荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon が1回でも攻撃できれば、勝利はほぼ確実。ブロック構築の頃と比べると、ファイレクシアの槽母や疫病のマイアを見かけなくなった。
クリーチャー以外の呪文は、ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil、喉首狙い/Go for the Throat、夜の犠牲/Victim of Night など、攻撃を通すために敵のクリーチャーを除去するカードと、軽くて手軽に強化できる 憤怒の三角護符/Trigon of Rage、沼の数だけ強化できる 鞭打ち悶え/Lashwrithe などが入れられている。また、除去除去少ない感染クリーチャーを守る用途に 呪文滑り/Spellskite がメインから入っている。狼男とか出てこないだろうと踏んで、夜の犠牲/Victim of Night がメインに入っているのがちょっと面白い、逆にこのデッキには四肢切断がメインにもサイドにも入っていない。タイタンやワームとぐろエンジン、スフィンクス相手には使えないという判断だろうか。ちなみに、他のデッキでは四肢切断がメインに入ったものもある。
序盤のうちに、うまくカードを展開できればなかなか強い。逆にじりじり長引いて、全体除去を撃たれてしまうと手がなくなって辛い。個人的に好きなタイプのデッキなので、今後の進化を見守りたいと思っているところ。