赤緑ケッシグランプ:スタンダード構築デッキ所感 @ Magic Online

ブロック構築のデッキだと、MO のスタンダードのデッキにカジュアルプレイでも全く勝てなかったりするので、少しスタンダードのデッキも見てみようという試み。まずは MO で現状トップメタの地位にあるぽい赤緑ケッシグランプ。英語では Kessig Run Lamp と呼ばれてるみたいだけど、日本語でそのまま書くとケッシグランランプと微妙に語呂が悪いよね。

紙の世界のグランプリでのケッシグデッキの解説は、mtg-jp にあったりするかも↓


http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/isd/i5kibu81x8_jp.jpghttp://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/m12/5zouemwfmk_jp.jpg

サンプルデッキ1

いろんなバージョンがあるけど、カードの種類が少なめのやつをひとつ。

メイン 60
酸のスライム/Acidic Slime 4
極楽鳥/Birds of Paradise 4
夜明けのレインジャー/Daybreak Ranger(黄昏の捕食者/Nightfall Predator) 1
ダングローブの長老/Dungrove Elder 1
原始のタイタン/Primeval Titan 2
真面目な身代わり/Solemn Simulacrum 4
ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine 3
クリーチャー 19
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter 3
内にいる獣/Beast Within 4
緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith 4
不屈の自然/Rampant Growth 4
その他 12
森/Forest 18
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus 4
ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run 2
山/Mountain 1
根縛りの岩山/Rootbound Crag 1
土地 26
サイドボード 15
古えの遺恨/Ancient Grudge 2
電弧の痕跡/Arc Trail 4
冒涜の行動/Blasphemous Act 1
解放された者、カーン/Karn Liberated 2
漸増爆弾/Ratchet Bomb 2
饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine 2
解放の樹/Tree of Redemption 1
ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter 1

ひたすら土地を出しては、原始のタイタン/Primeval Titanダングローブの長老/Dungrove Elderワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine あたりを出して殴り勝つというデッキ。これのお供に、ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run が入っているのが、デッキ名の由来らしい。タイタンからこれをひっぱり出してきて、パワーを増強したり他のクリーチャーにトランプルを付けたりする。場合によっては墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusを引いてきて、ケッシグで増強して毒殺することもできる。緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithはタイタンなどのキーになるクリーチャーのサーチに使う。

このデッキはほとんど緑単で、ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Runの赤マナを出すためだけに、極楽鳥/Birds of Paradise根縛りの岩山/Rootbound Cragあたりが入っているという感じ。対空用に 夜明けのレインジャー/Daybreak Ranger が入っているのがおもしろい。

サンプルデッキ2

こちらは赤の比重がやや高い。それでも緑単タッチ赤という程度。

メイン 60
酸のスライム/Acidic Slime 2
極楽鳥/Birds of Paradise 1
原始のタイタン/Primeval Titan 3
真面目な身代わり/Solemn Simulacrum 3
ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary 4
ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine 3
クリーチャー 16
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter 4
内にいる獣/Beast Within 3
小悪魔の遊び/Devil's Play 1
緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith 4
不屈の自然/Rampant Growth 4
金屑の嵐/Slagstorm 2
その他 14
銅線の地溝/Copperline Gorge 4
森/Forest 9
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus 4
ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run 2
山/Mountain 3
根縛りの岩山/Rootbound Crag 4
土地 26
サイドボード 15
酸のスライム/Acidic Slime 1
古えの遺恨/Ancient Grudge 4
内にいる獣/Beast Within 1
帰化/Naturalize 2
饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine 2
最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll 2
解放の樹/Tree of Redemption 2
ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter 1

ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary金屑の嵐/Slagstorm がメインから入っているバージョン。このタイプのものもよく見る。金屑の嵐がダブルシンボルなため、銅線の地溝/Copperline Gorgeを投入したり山の数を増したりしている。

この他、最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineがメインから採用されているものや、解放された者、カーン/Karn Liberated殴打頭蓋/Batterskull が入ったバージョンも見る。

幽霊街/Ghost Quarterがメインから投入されているデッキも見かけるようになってきた。酸のスライム/Acidic Slimeをメインから4枚積んでいるデッキもちらほらある。ゼンディカーの土地群が落ちたせいであまり出番はないかと思ってたけど、土地対策が思ってたより重要になっている模様。

お値段

MO では紙より2-3割安いとはいえ、このデッキをゼロから組もうとすると $400 くらいはかかると思う。ガラクと剣が $20-$25 程度、タイタン、とぐろエンジン、墨蛾あたりが $10 前後と高め。$5 前後するカードも結構な枚数ある。ただし、ヴァラクートから乗り換えることを考えれば、それほど資産の追加は必要ない。そのせいもあって人気なのかも。